2022年10月25日
介入警戒や英国政治リスクに注意! 「10月25日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は欧米で製造業・サービス業・総合PMI(速報値)が発表され、予想を下回る結果となりました。
PMIの結果が下回ったことでユーロや米ドル売りが進みました。
ドル円は昨日早朝に円買い介入が実施されたことで149円台は上値が重い展開となっています。
本日は重要指標も少なく介入警戒や、英国の政治リスク、中国リスクなどに注意する展開となるのではないかと思っています。
目次
◎本日の注目点
1)リスク要因
円買い介入
先週末に加えて、週明け月曜早朝に円買い介入が実施されています。
政府・日銀はレート(水準)で介入するのではなく、ボラティリティで介入すると言っています。
先週金曜日は始値からの上昇が2円付近で介入、月曜早朝も2円くらい上昇したところで介入しています。
政府・日銀は360日24時間で対応すると言っているので、薄商いの時間帯などは特に介入に注意しておきたいと思います。
英政権リスク
英国はトラス英首相が1ヵ月半の短期政権で辞任を表明し、次期首相候補選びが進んでいます。
一時ジョンソン前首相が首相選に立候補するといわれていましたが、週末に立候補しないと表明しています。
マーケットはジョンソン前首相の可能性に警戒してポンド売りが進んでいましたが、ジョンソン前首相の出馬見送りの報道でポンドが買い戻されています。
このことで次期首相候補の最有力はスナク前財務相と言われています。
ただ、スナク前財務相はトラス英首相と首相選を争い破れています。
人気・指示率が低く、仮に首相になっても長く政権を維持できないのではないかと思っています。
首相選や選挙公約など、今後の英政治についての発言などでポンドは乱高下するのではないかと注目しています。
中国リスク
共産党大会が終了し、習近平国家主席は異例の3期目就任が確定しました。
これで習近平国家主席の独裁が確立しています。
これから台湾などを巡り、欧米との摩擦が多くなる可能性があるので中国の動向には注意しておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
10月25日(火曜日)
17:00 EUR ドイツIFO景況指数
17:55 GBP ピルBOE主席エコノミスト発言
20:00 EUR センテノ・ポルトガル中銀総裁発言
23:00 USD 米消費者信頼感指数
10月26日(水曜日)
02:00 USD 米2年債入札
09:30 AUD 豪CPI(消費者物価指数)