債務上限問題先送りで様子見ムードか!? 「5月18日の注目点とイベントスケジュール」

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2023年5月18日

債務上限問題先送りで様子見ムードか!? 「5月18日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

昨日は大きな指標もなかったことから債務上限に関するリスク要因に注目が集まっていました。

バイデン米大統領は会見で「(債務上限交渉)合意に自信」「米国はデフォルト(債務不履行)に陥らないと確信」「合意に達するまで議論を続ける」と述べたほか、米共和党のマッカーシー米下院議長はインタビューで「最終的に米国がデフォルトに陥ることはない」「今週内の合意は実行可能」と債務上限に関する問題に前向きな発言が出てきたことでリスクオフは後退しています。

 

本日も昨日同様に債務上限に関する問題に注目が集まると思いますが、バイデン大統領がG7首脳会議出席のため米国にいないことから進展は期待できないのではないかと思っています。

目次

◎本日の注目点

 

1)経済指標

 

豪雇用統計・失業率・労働参加率

豪州の雇用状況に注目です。

雇用状況が悪化してくれば景気悪化、賃金コスト低下に繋がり物価は低下してくるのではないかと思います。

そのためには労働参加率が上昇して、その上で失業率に注目したいと思います。

 

 

 

2)リスク要因

 

最大のリスク要因は債務上限問題です。

イエレン財務長官は6月1日にも財政資金が枯渇し、一部支払いを履行できなくなる可能性(デフォルトの可能性)に言及しており、リスク要因として注目されています。

6月まで期間も残り少なくなり、協議の日程も少なくなってきています。

このまま債務上限引き上げに関する法案が可決されなければデフォルトリスクが高くなりリスクオフが進むのではないかと思います。

昨日のバイデン大統領とマッカーシー下院議長の協議は進展しませんでした。

バイデン大統領は広島で本日から開催されるG7に出席との事なので、本日の協議はないと思います。

ただ、昨日バイデン大統領とマッカーシー下院議長から債務上限に関する問題に前向きな発言が出てきたことで、少しリスク要因が後退しています。

新たに進展するのか注目です。

 

その他にも銀行信用不安にも注目です。

銀行の資産流出などのヘッドラインが出てくると銀行株を中心に株価下落し、リスクオフが進みます。

銀行信用不安についてのヘッドラインにも注意しておきたいと思います。

 

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

5月18日(木曜日)

 

10:30 AUD 豪雇用統計・失業率・労働参加率

15:30 EUR デギントスECB副総裁発言

16:45 GBP ピルBOE主席エコノミスト発言

18:00 EUR ラガルドECB総裁発言

21:30 USD フィラデルフィア連銀製造業景況指数・失業保険申請件数

23:00 USD 中古住宅販売戸数

23:00 USD ローガン・ダラス連銀総裁発言

 

 

5月19日(金曜日)

 

00:00 CAD マックレムBOC総裁発言

04:00 MXN メキシコ金融政策決定会合

07:45 NZD NZ貿易収支

08:30 JPY 日本CPI(消費者物価指数)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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