先週末は、驚きのNFP雇用が31万人！　注目の平均時給も予想よりも高い3.2%という結果が出ました。　強い結果でドル円は上昇しましたが、パウエルFRB議長の利上げ停止発言でドル売りの流れに！

パウエルFRB議長の発言は、昨年も10月と11月末ではスタンスが変わっていました。　昨日もまた、スタンスが変わっていました。　ころころと変わるスタンスに、マーケットはいら立ちの声が聞こえてきます。

 

今週から、本格的に新年がスタートする中、先週末のイベントをどのように消化していくのか、東京市場は株価上昇なるか、波乱はあるのか、注目の一週間スタートです。

 

 

◎本日の注目点

 

 

１）米議会とトランプ大統領

 

昨年から続く、政府一部機関が閉鎖している問題は長引きそうな状況です。　トランプ大統領にとって、メキシコとの国境の壁建設は譲れないもののようです。　大統領権限、非常事態宣言で壁を建設するのではと懸念されています。

トランプ大統領は、シリアの米軍撤退やロシア疑惑問題、米中通商協議などリスクを多く抱えています。　リスクオフの巻き戻しが続くのか!?　それとも、再度リスクオフの流れになるのか!?　注目が集まります。

 

 

 

２）ISM非製造業景況指数

 

先週発表のISM製造業景況指数は、予想よりも弱い結果となりました。　フラッシュクラッシュの後ということもあり、敏感にドル売りに反応しました。　その後発表の雇用統計は強い結果が出たものの、ドル買いは限定的となっています。　本日はISM非製造業景況指数が発表されます。　強い結果が出てくるのか!?　弱い結果となるのか!?　また、結果に対してマーケットの反応は!?　注目しています。

 

 

 

３）世界的リスクオフの流れは!?

 

上記のように、米国発のリスクオフもあるのですが、その他にも中国発や欧州発、英国発などリスク要因が多数見て取れます。

リスクオフやリスクオンに敏感に反応する指数に注目です。

 

・米株3指数

・長期金利利回り

・VIX指数

・原油価格

・金価格

・ドルインデックス

 

このあたりはチェックしておきたいと思います。

 

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

1月7日(月曜日)

 

06:30　AUD　製造業PMI

19:00　EUR　ユーロ圏小売売上高

21:45　EUR　デギントスECB副総裁発言

 

1月8日(火曜日)

 

00:00　USD　ISM非製造業景況指数

00:00　CAD　Ivey PMI

02:40　USD　ボスティック・アトランタ連銀総裁発言

09:30　AUD　貿易収支