円安に対する口先介入やターミナルレートに関する要人発言に注目! 「6月20日の注目点とイベントスケジュール」

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2023年6月20日

円安に対する口先介入やターミナルレートに関する要人発言に注目! 「6月20日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

昨日は米国市場が休場で方向感に乏しい1日でした。

 

本日も重要指標が少なく、方向感に乏しい1日になりそうな気がしています。

明日・明後日はパウエルFRB議長の議会証言、週後半には英中銀やスイス中銀などの金融政策発表などが予定されており様子見ムードが強くなりそうです。

ただ、要人発言とリスク要因だけには注意しておきたいと思います。

目次

◎本日の注目点

 

1)要人発言

 

FRB・ECBともにあと2回程度の利上げで利上げ終了となるのではないかと注目が集まっています。

本日、ECBやFRB高官による発言が多数予定されているので、ハト派とタカ派がどのくらいの割合でいるのか、ターミナルレート(利上げの最終水準)をどの程度で予想されているのか、基準となる材料は何を重要視しているのかなどについて発言が出てこないか注目です。

 

 

 

2)リスク要因

 

円買い介入

先週、日銀が大規模緩和の継続を発表したことで円安が進んでいます。

ドル円の142円が見えて円買い介入の警戒感が出てきています。

再度の三者会合や口先介入などのリスクには注意しておきたいと思います。

介入は価格ではなくボラティリティ、急速な円安に対応といっており、介入水準は「ボリンジャーバンド+2σ付近だった」ことが一部では意識されています。

円安のスピードにも注意したいと思います。

 

 

 

銀行信用不安

イエレン財務長官は銀行幹部らに「一連の銀行破綻を受け一段の銀行合併が必要になる可能性がある」と警告したとの報道もあり、次の銀行破綻や合併が発表されるのではないかと注目が集まっています。

銀行からの資金流出、銀行への規制強化、破綻や合併など銀行に関するヘッドラインが出てこないか注目です。

銀行の信用不安が広がるとリスクオフが進み、FRBの利上げ期待後退、年内利下げ期待が高まるのではないかと思っています。

また、銀行の信用不安は規制強化に繋がり、規制強化は金融引き締めと同じ効果が出てきます。

パウエルFRB議長の半期に一度の議会証言で、銀行の信用不安に関する発言が出てこないかにも注目したいと思います。

 

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

6月20日(火曜日)

 

10:30 AUD RBA理事会議事要旨

17:00 EUR レーン・フィンランド中銀総裁、ミュラー・フィンランド中銀総裁発言

18:00 EUR ブイチッチ・クロアチア中銀総裁発言

19:30 USD ブラード・セントルイス連銀総裁発言

21:30 USD 米住宅着工件数・建築許可件数

23:30 EUR シムカス・リトアニア中銀総裁発言

 

 

6月21日(水曜日)

 

00:45 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁、バーFRB副議長発言

02:10 EUR デギントスECB副総裁発言

08:50 JPY 日銀金融政策決定会合議事要旨

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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