2019年6月20日
円高か!? 円安か!? 日銀はどう動く? ~6月20日の注目点とイベントスケジュール~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日はFOMCに注目が集まっていました! 結果は据え置き! ただ、内容としては、かなりハト派な内容となっていました。 米金利は低下、ドル円もじりじりと下落しました。
また、英国では、保守党党首選「第3回議員投票」をボリス・ジョンソンが首位で独走しています。
目次
◎本日の注目点
1)日銀金融政策
FOMCで、年内利下げが予想され、米10年債利回りは低下! 2.0%に近づいています。 日本にとってかなり厳しい助教ではないかと思っています。
世界的に緩和政策にシフトできるのも、大なり小なり引き締め政策にシフトしていたからです。 日本は緩和政策を継続していました。 さらなる追加緩和は難しいのではないかと懸念があります。 また、ここで追加緩和となれば、米国から為替誘導で非難を浴びそうです。
世界的緩和 → 日本は緩和できず → 円高
世界的緩和 → 日本も追加緩和 → 米国から為替誘導批判 → 円高
どのようにしても、円高から逃れられそうにありません。
また、緩和競争になる前には、増税・選挙前に追加緩和するのではないかと思っていましたが、現状難しいかと思います。 声明文・記者会見で緩和政策が出てくるか注目です。
2)英保守党党首選
第3回議員投票が終了して、ボリス・ジョンソンが首位独走しています。 本日は、4回目・5回目と候補者を絞っていきます。 そろそろ、決選投票に進む2人が決まりそうです。 要注目です!
3)緩和政策競争
本日は、上記日銀をはじめ英国BOE政策金利も予定されています。 その他、要人発言も多数予定されています。 各国・各要人の発言で緩和競争に拍車がかからないか!? 注目です。
買い通貨 : 円・フラン・カナダドル
様子見 : ポンド
売り通貨 : オセアニア通貨・ユーロ・米ドル
現状ザックリとした見通しです。 この組み合わせで、エントリータイミングが出てこないか!? 特に要人発言で節目突破にはついていきたいと思います!
4)地政学リスク
イランが反発を強めてきています。 核合意を反故にするかどうかの瀬戸際にきています。 欧州に対しイラン石油相は「欧州はイラン産原油の購入に協力的ではない」としています。 欧州の対応を求め、このままであれば、7月8日までに原油取引の環境が改善されなければ、各合意のさらなる停止に踏み切るとしています。
もし、核合意の停止になれば、米国の反発は必須です。 軍事配備も進んでいます。 一触即発・軍事衝突にならないように注目です。
米中関係も注目です。 G20での米中首脳会談がかなり期待が上がってきています。 だいぶ、トランプ大統領の対中姿勢が緩んできています。 ただ、いきなり手のひら返しするのがトランプ大統領のなので注意が必要です。
個人的には、最終的にはG20で米中首脳会談が開催されても、決裂に終わり、追加関税が出てくると思っています。 なので、トランプ大統領が手のひら返してくれたら、リスクオフでついていきたいと思っています。
◎本日のイベントスケジュール
6月20日(木曜日)
英国保守党党首選「第4回、第5回議員投票」
EUサミット(EU首脳会議)
10:15 AUD ロウRBA総裁発言
10:30 AUD RBA四半期レポート
12:00前後 JPY 日銀金融政策・政策金利・声明文発表
15:30 JPY 黒田日銀総裁記者会見
15:30 EUR レーン・フィンランド中銀総裁発言
16:30 EUR デギントスECB副総裁発言
17:00 NOK ノルウェー政策金利発表
17:30 GBP 小売売上高
20:00 GBP BOE政策金利・声明文・MPC投票配分発表
21:30 USD フィラデルフィア連銀製造業景気指数
23:00 EUR ユーロ圏消費者信頼感指数
6月21日(金曜日)
EUサミット(EU首脳会議)
01:00 GBP カーニーBOE総裁発言
02:00 USD 2/5/7年債入札
08:00 AUD 豪サービス業・製造業PMI
08:30 JPY CPI(消費者物価指数)