2022年3月4日
地政学リスク相場の中で雇用統計発表! 「3月4日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は原油価格が2012年5月以来となる116.5ドルまで上昇しました。
その後はイラン核合意期待から106.5ドルまで反落しています。
ウクライナ情勢による影響から原油価格のボラティリティが高くなっています。
ウクライナとロシアの停戦協議を開催し民間人避難のための停戦が合意されました。
ただ、先ほど欧州最大級の原子力発電所で攻撃があったとの報道が出てきてリスクオフが進んでいます。
本当に停戦するのかは疑問です。
本日もウクライナ情勢がマーケットの中心となり、雇用統計が少し影響するかな?
といった感じで考えています。
ウクライナ情勢は週末に大きく動き、週明け窓開けの可能性があるのでリスク管理はしっかりとしておきたいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)雇用統計
先月の雇用統計は予想を上回る結果だけでなく、11月や12月の雇用者数まで上方修正されるポジティブサプライズの回となりました。
本日発表されるADP雇用統計やNFP雇用統計が多少悪くてもマーケットの反応は限定的ではないかと考えています。
多少悪い結果、もしくは予想以上の結果が出てくれば年内利上げ回数の上乗せに繋がり金利は上昇、ドル買いが出てくるのではないかと注目しています。
ネガティブサプライズが出てくるようであれば金利は低下してドル売りが出てくる可能性に注目しています。
また、雇用者数以上に人件費に繋がる平均時給に最も注目したいと思います。
人件費の高騰は物価上昇に繋がり、利上げに最も影響すると考えています。
2)ウクライナ情勢
停戦協議が行われていますが、昨日は民間人が退避する時間の為一時停戦に合意となっていますが、本当に停戦するのかに注目。
また、今後の停戦協議が進むのかにも注目。
停戦せずにロシアの攻撃が続くようであればリスクオフが続く可能性があります。
また、原油価格にも注目。
昨日は一時116ドルを超える上昇を見せています。
原油価格の上昇は物価上昇に繋がるので、原油価格がⅾ個まで上昇するのかに注目です。
また、米国の産油量に繋がるベイカーヒューズ社リグカウントにも注目です。
リグ数が上昇してくるようであれば米国の産油量が増え、原油価格の安定に繋がるのではないかと考えています。
◎本日のイベントスケジュール
3月4日(金曜日)
08:00 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言
18:30 GBP 英建設業PMI
22:30 USD NFP雇用統計・失業率・平均時給
3月5日(土曜日)
全人代)(中国全国人民代表大会)(11日まで)
00:00 CAD カナダIveyPMI
03:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
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