夏枯れ相場でクラッシュに注意の1週間! 「8月14日週の注目点とイベントスケジュール」

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2023年8月14日

夏枯れ相場でクラッシュに注意の1週間! 「8月14日週の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

先週は米国のCPI(消費者物価指数)やPPI(生産者物価指数)やミシガン大学消費者信頼感指数などが発表されドル円は上下しました。

ただ、弱い結果よりも強い結果に強く反応しドルは底堅い動きになっています。

 

また、円安の流れは続き、ドル円は介入警戒水準である145円に到達しています。

 

今週は英国指標が続きますが米国などの重要指標は多くありません。

欧米は夏休み、日本はお盆休み、取引量が低下して小動きな展開が予想されています。

クラッシュなどに注意して様子見していきたいと思います。

目次

◎今週の注目点

 

1)金融政策

 

RBNZ理事会

注目度:やや高い

織り込み度:据え置きを織り込み済み

バイアス:特になし

ポイント:景気見通しと利下げ時期について

 

RBNZ(ニュージーランドの中銀)は主要国の中でも先頭を切って利上げを進めてきました。

そのニュージーランドが、ハイペースの利上げによる景気への影響、景気後退の可能性はないのか!?

景気後退による利下げの見通しはないのか!?

利下げ時期が近いようであればNZドル売りが進む可能性があるので、声明文に注目したいと思います。

 

 

 

RBA理事会議事要旨

RBAはサプライズの据え置きを発表しました。

ただ、データ次第で利上げの可能性を残しています。

理事会の中で、どのくらいの利上げ意見があったのか?

データ次第とは、どのデータに注目しているのか?

議事要旨の内容に注目したいと思います。

 

 

 

2)経済指標

 

豪四半期賃金指数

豪州の経済、インフレ動向を確認するために賃金の動向を確認する指標です。

四半期に一度しか発表されないため重要視されています。

市場予想を大きく上回る結果となれば賃金上昇によりインフレ継続の懸念につながり、市場予想を大きく下回る結果となれば賃金低下による景気後退が懸念される展開となります。

今後のRBAの利上げ・利下げに大きく影響するのではないかと注目しています。

 

 

 

英雇用統計

英国はまだまだインフレが高く、追加利上げが予想されています。

英国のインフレ要因の中で大きな要因となっているのが人件費の高騰です。

雇用統計で労働市場の逼迫状況の確認、人件費である平均賃金の状況を確認したいと思います。

雇用市場が逼迫、平均賃金が市場予想を上回る結果となるようであれば人件費の高騰によるインフレが継続し、さらなる追加利上げ期待に繋がるのではないかと思います。

 

 

 

カナダCPI(消費者物価指数)

カナダ中銀も利上げを終了し来年には利下げを始めるのではないかと注目されています。

その大きな要因としてインフレの低下が注目されています。

カナダのCPI(消費者物価指数)が前回値・市場予想を下回る結果となれば利下げの可能性が高まるのではないかと思います。

CPI(消費者物価指数)の結果に注目したいと思います。

 

 

 

英CPI(消費者物価指数)

主要国の中で最も物価高が続いている英国のインフレがどこまで低下しているのか、CPI(消費者物価指数)の結果に注目です。

市場予想通りや予想を上回る結果となれば追加利上げ期待に繋がり、ポンド買いに繋がるのではないかと思います。

特にほかの中銀が利上げを終了し、利下げに注目が集まってきているだけに利上げ期待が高まれば買いが集中するのではないかと注目しています。

 

 

 

豪雇用統計

豪州は追加利上げと利上げ終了の狭間です。

雇用状況から景気後退が確認されるようであれば利上げは終了の可能性が高くなり、利下げ期待に注目が集まるのではないかと思います。

失業率も大事ですが、どのくらいの人が働いているのか?

パートなのかフルタイムなのか、労働参加率にも注目しておきたいと思います。

 

 

 

英小売売上高

英国は高いインフレから追加利上げ期待が高まっていますが、それと同時に高いインフレとハイペース利上げで景気後退が懸念されています。

小売の状況から英国の景気後退がどこまで進んでいるのか注目です。

 

 

 

3)リスク要因

 

円安・介入警戒

日銀の指値オペから緩和継続姿勢が確認され円安が進んでいます。

ドル円は145円に達しており、円買い介入警戒水準に来ています。

口先介入、実弾介入に警戒しておきたいと思います。

 

 

 

夏枯れ相場

今週は欧米は夏休み、日本はお盆休みということで相場参加者が少なく取引量が低下すると思われます。

取引量が低下している時に何かのきっかけで大きな値動き、フラッシュクラッシュに繋がる可能性があるので注意しておきたいと思います。

特に状況の円安からの円買い介入でドル円が大きくクラッシュする可能性があるので注意しておきたいと思います。

 

 

 

 

◎今週のイベントスケジュール

 

 

8月14日(月曜日)

 

 

 

8月15日(火曜日)

 

08:50 JPY 日本四半期GDP(速報値)

10:30 AUD RBA理事会議事要旨

10:30 AUD 豪四半期賃金指数

15:00 GBP 英雇用統計・失業率・平均賃金

15:00 SEK スウェーデンCPI(消費者物価指数)

18:00 EUR ユーロ圏・ドイツZEW景況感指数

21:30 CAD カナダCPI(消費者物価指数)

21:30 USD 米小売売上高、ニューヨーク連銀製造業景況指数

23:00 USD NAHB住宅市場指数

 

 

8月16日(水曜日)

 

00:00 USD カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁発言

11:00 NZD RBNZ理事会・政策金利・声明文発表

15:00 GBP 英CPI(消費者物価指数)

21:30 USD 米住宅着工件数

22:15 USD 米鉱工業生産

23:30 USD 原油在庫量

 

 

8月17日(木曜日)

 

10:30 AUD 豪雇用統計・失業率・労働参加率

21:30 USD 米失業保険申請件数、フィラデルフィア連銀製造業景況指数

 

 

8月18日(金曜日)

 

15:00 GBP 英小売売上高

18:00 EUR ユーロ圏HICP(消費者物価指数)(改定値)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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