2020年11月4日
大統領選挙は本日決着がつくのか!? 「11月4日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
本日は大統領選挙の結果がマーケットを動かす展開が予想されます。
本日いっぱい、結果が決まらず上下に動く可能性が高いのでポジションを持ちづらい1日になりそうです。
目次
◎本日の注目点
本日は経済指標も多く発表がありますが、大統領選挙の流れに掻き消されると思われます。
なので、大統領選挙の結果が一番注目され、選挙の注目点は以下の点です。
1)どちらが勝つのか
大統領選挙なので、当然どちらが勝つかが注目されます。
世論調査ではバイデン候補が勝つと言われていますが、前回2016年の時のようにトランプが逆転するのではないかとも言われ、不透明な状況です。
ポイントとなりそうなのは、アイオワ州・フロリダ州・ペンシルベニア州に注目しています。
バイデン候補が大統領になると大規模な経済対策を実施すると言っており株高になりそうですが、その先には富裕層増税や法人税増税が待っています。
トランプ大統領が再任すると、今までの流れが続くのではないかと思われます。
2)本日決着がつくのか
今回の大統領選挙では郵便投票が多く、投票所の開票に比べて郵便投票の開票は遅れる可能性が大きく、本日すべて開票されないこともあります。
投票所の開票である程度決着がつけばよいのですが、僅差でなかなか決着がつかない場合は、勝敗が決まるのが週末になるなんてこともあり得ます。
また、トランプ大統領が負けた場合、選挙後に法廷闘争に持ち込むと言っており、決着がつくのが年末や年明けの可能性もあります。
投票所の開票でトランプ大統領が優勢になり早々に勝利宣言をだすトランプ大統領。
その後、郵便投票の開票が進むとバイデン候補が逆転勝利。
そしてトランプ大統領が法廷闘争に持ち込むといったドタバタ劇も予想されます。
このように、いつまでも決まらない結果になってしまうと、不透明感が続きリスクオフの流れになることが予想されるので、本日すんなりと決まるかどうかにも注目しておきたいと思います。
3)議会選挙はどうなるのか
大統領・上院議会・下院議会の共和党と民主党の組み合わせがどうなるかにも注目です。
予算案などを決めるのは議会を通さないといけないので、議会の多数派がどうなるかも重要です。
現在は下院議会は民主党、上院議会は共和党となっています。
予想では上下両院で民主党となるんではないかと言われていますが、上院議会で共和党が過半数を維持する可能性もあります。
上院議会と下院議会がねじれると、予算案などが中々決まらない状況が出てくるので、今後不安が残る結果となります。
また、トランプ大統領が勝利したのに上下両院で民主党となった場合は、トランプ大統領が孤立して暴走する可能性もあるので、議会選挙も併せて注意しておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
11月4日(水曜日)
米大統領選挙開票(日本時間午前9時過ぎより開票)
欧州連合(EU)財務相理事会
08:50 JPY 日銀金融政策決定会合議事要旨
09:30 AUD 豪小売売上高
10:45 CNY 財新サービス業PMI
17:45 EUR パネッタECB専務理事発言
17:45 EUR イタリア総合・サービス業PMI(改定値)
17:50 EUR フランス総合・サービス業PMI(改定値)
17:55 EUR ドイツ総合・サービス業PMI(改定値)
18:00 EUR ユーロ圏総合・サービス業PMI(改定値)
18:30 GBP 英総合・サービス業PMI(改定値)
22:15 USD ADP雇用統計
22:30 USD 米貿易収支
22:30 CAD カナダ貿易収支
23:30 EUR デコス・スペイン中銀総裁発言
23:45 USD 米総合・サービス業PMI(改定値)
11月5日(木曜日)
00:00 USD ISM非製造業景況指数
00:00 EUR シュナーベルECB専務理事発言
00:30 USD 原油在庫量