年明け1週目、雇用統計ラッシュの1週間! 「1月6日週の注目点とイベントスケジュール」

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2025年1月7日

年明け1週目、雇用統計ラッシュの1週間! 「1月6日週の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

 

 

 

目次

◎今週の注目点

 

1)経済指標

 

ドイツHICP(消費者物価指数)(速報値)

欧州最大の経済大国であるドイツの物価を確認。

物価が低下していれば利下げのハードルが下がり、追加利下げもしくは追加の大幅利下げの期待が高まるのではないかと思います。

物価が低下しているのか翌日のフランスやユーロ圏の物価と併せて注目です。

 

 

 

フランス・ユーロ圏HICP(消費者物価指数)(速報値)

ドイツに次ぐ経済大国のフランスと欧州全体の物価を確認。

物価が低下していれば利下げ期待が進みユーロ売りが進むのではないかと思います。

ドイツの物価と併せてフランス・ユーロ圏の物価に注目です。

 

 

 

ISM非製造業景況指数、JOLTS求人件数

米国は消費大国でサービス業が重要となります。

サービス業(非製造業)の景況感を確認するためISM非製造業景況指数に注目です。

ISM非製造業景況指数の結果が強い結果となれば、底堅い米国経済が確認されドル買いが進むのではないかと思います。

また、月初めの雇用指標発表ラッシュの先鋒JOLTS求人件数が発表されます。

FRBが雇用市場に注目していることからJOLTS求人件数の注目度も高まっています。

雇用市場が強ければ利下げ期待は後退しドル買いが進むのではないかと注目しています。

ISM非製造業景況指数とJOLTS求人件数の結果が強弱入り混じる展開となった場合は上下に大きく振れる可能性があるので注意しておきたいと思います。

 

 

 

豪CPI(消費者物価指数)

RBAは主要中銀で唯一タカ派の中銀で、未だ利下げを進めておりません。

今回発表されるCPI(消費者物価指数)の結果が弱ければ利下げ期待が進むのではないかと思います。

逆に強い結果が出てきた場合は利下げ期待先送りとなるのではないかと注目しています。

 

 

 

ADP雇用統計

FRBは雇用市場に注目しており雇用統計に注目が集まっています。

週末の雇用統計の前哨戦としてADP雇用統計の結果に注目。

市場予想や前回値よりも弱い結果となれば週末の雇用統計も弱い結果となるのではないかとの観測に繋がりドル売りが進むのではないかと思います。

 

 

 

FOMC議事要旨(12月18日分)

12月のFOMCは一時据え置きになるのではないかと予想されるほど注目度の高いFOMCとなりました。

どのような議論がされ利下げが決定されたのか、ターミナルレート(利下げの最終水準)はどのように考えているのか、議事要旨の内容に注目したいと思います。

 

 

 

米失業保険申請件数

FRBが雇用市場に注目している中、毎週発表されることで雇用指標の先行指標として注目されている失業保険申請件数に注目です。

特に失業率に繋がる継続申請に注目です。

継続申請が増えているようであれば、今後の失業率が悪化する可能性が高まり、ドル売りが進むのではないかと思います。

 

 

 

NFP雇用統計・失業率・平均時給

注目の雇用統計で特に注目したいのは失業率で、どこまで悪化しているのか注目です。

また、サービス業が好調の中、賃金インフレが進む可能性があるのか平均時給にも注目したいと思います。

平均時給が上昇傾向になるようであれば賃金インフレに繋がり、米国の物価高止まりに繋がり、利下げ期待後退に繋がるのではないかと思います。

雇用者数は市場予想と比べて±5万人以上の乖離が出るのか、10万人を割り込むのか、20万人を超えるのかに注目しておきたいと思います。

 

 

 

カナダ雇用統計・失業率

カナダ中銀は利下げ終了が近付いているのではないかと注目されています。

雇用統計の結果が弱ければ追加利下げ期待が高まり、強い結果が出てくれば利下げ終了が本格的に意識されるようになるのではないかと思います。

失業率がどこまで悪化しているのか注目しておきたいと思います。

 

 

 

2)リスク要因

 

トランプリスク

今月20日に大統領就任が決まっているトランプ次期大統領の発言に注目が集まっています。

特に関税に関する発言や移民に関する発言、その他外交日程などに注目が集まっています。

トランプ次期大統領の発言で株価や金利に影響が出る可能性があります。

また、各国中銀(特に日銀)はトランプ政権次第で金融政策に影響すると考えているのではないかと思います。

トランプ政権に関する中銀関係者の発言にも注目したいと思います。

 

 

 

円安・介入警戒

ドル円は一時158円付近まで進み、財務官や財務相から円安けん制発言が出てきています。

158円を超えて160円が近付くと口先介入や実弾介入が警戒されます。

特に今週は取引量が低下しているため、口先介入や実弾介入は大きく効果が出るのではないかと思います。

口先介入のレベル感に注目しておきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

◎今週のイベントスケジュール

 

 

1月6日(月曜日)

 

17:50 EUR フランス総合・サービス業PMI(改定値)

17:55 EUR ドイツ総合・サービス業PMI(改定値)

18:00 EUR ユーロ圏総合・サービス業PMI(改定値)

18:30 EUR 英総合・サービス業PMI(改定値)

22:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)(速報値)

23:30 USD クックFRB理事発言

23:45 USD 米総合・サービス業PMI(改定値)

 

 

1月7日(火曜日)

 

03:00 USD 米3年債入札

16:30 CHF スイスCPI(消費者物価指数)

16:45 EUR フランスHICP(消費者物価指数)(速報値)

19:00 EUR ユーロ圏HICP(消費者物価指数)(速報値)

22:00 USD バーキン・リッチモンド連銀総裁発言

22:30 USD 米貿易収支

22:30 CAD カナダ貿易収支

 

 

1月8日(水曜日)

 

00:00 USD ISM非製造業景況指数、JOLTS求人件数

09:30 AUD 豪CPI(消費者物価指数)

19:05 GBP ウッズBOE副総裁発言

22:15 USD ADP雇用統計

22:30 USD ウォラーFRB理事発言

 

 

1月9日(木曜日)

 

00:00 EUR ユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)

00:30 USD 原油在庫量

02:30 EUR ビルロワ・フランス中銀総裁発言

03:00 USD 米10年債入札

04:00 USD FOMC議事要旨(12月18日分)

09:30 AUD 豪小売売上高

10:30 CNY 中国CPI(消費者物価指数)

14:00 JPY 日銀地域経済報告(さくらレポート)

22:30 USD 米失業保険申請件数

23:00 USD ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁発言

 

 

1月10日(金曜日)

 

米国株式市場休場・債券市場短縮取引(国民追悼の日)

 

01:00 GBP ブリーデンBOE副総裁発言

02:40 USD バーキン・リッチモンド連銀総裁発言

03:00 USD 米30年債入札

03:30 USD シュミッド・カンザスシティ連銀総裁発言

03:35 USD ボウマンFRB理事発言

22:30 USD NFP雇用統計・失業率・平均時給

22:30 CAD カナダ雇用統計・失業率

 

 

1月11日(土曜日)

 

00:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)・期待インフレ率

03:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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