2022年9月22日
政策発表ラッシュ! 日銀、スイス、英国に注目! 「9月22日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は注目のFOMCで市場予想通りの0.75%利上げが発表されました。
ドットチャートでは、2022年末で4.4%、
また、プーチン露大統領が軍の部分動員令に署名し、「軍事
本日は日銀、スイス、英国で金融政策が発表され、注目されていることから大きく動くのではないかと思っています。
目次
◎本日の注目点
1)金融政策発表
日銀金融政策決定会合
注目度:高い
織り込み度:据え置きを織り込み済み
バイアス:円安
ポイント:日銀の政策変更の可能性と出口戦略
日銀は緩和姿勢を強調しており、今回も緩和政策維持の見通しです。
ただ、緩和政策を継続することで円安が進んでいます。
145円を手前に介入を匂わせてきています。
このまま緩和政策を継続するのか、出口戦略に触れるのか、また介入に関してどのような考えを持っているのか注目です。
英中銀
注目度:高い
織り込み度:0.5%利上げを織り込み済み
バイアス:ポンド安
ポイント:利上げ幅とトラス新政権の見通し
エリザベス女王が亡くなったことで1週間延期となっていた金融政策発表、今回のメイン予想は0.5%利上げとなっていますが、一部では0.25%や0.75%利上げの予想もあります。
物価高が進み、景気後退が懸念されている状況で、物価抑制に重きを置くのであれば0.75%利上げの可能性もあるのではないかと思います。
ポイントはトラス新政権に対して英中銀がどのように見通しているのかです。
トラス新政権は物価高対応として減税などを進めるようで、物価をさらに進める可能性があります。
そうなると英中銀としては物価抑制のために、引き締めを加速させる可能性が高まります。
引き締め加速でポンド高に反応するのか、それとも景気後退を懸念してポンド売りに反応するのか、併せて注目しておきたいと思います。
スイス国立銀行
注目度:高い
織り込み度:0.5%利上げもしくは0.75%利上げが予想されている
バイアス:特になし
ポイント:今後の金融政策について
スイス中銀は前回の会合で利上げしマイナス0.25%としています。
9月の会合で0.5%利上げ、もしくは0.75%利上げを実施してマイナス金利を解除すると予想されています。
スイスでも物価高が進んでいて、物価抑制のために利上げを進めると予想されています。
今後も物価高が落ち着くまで利上げを進めるのか、どこまで利上げを進めるのか注目です。
2)リスク要因
昨日、プーチン露大統領のウクライナへの部分動員令を受けてウクライナを巡るリスクが高まってます。
ウクライナに関するヘッドラインが出てきた場合、ユーロ売りが進み、記録的なユーロ安となった場合はストップを巻き込みながら大きく下落する可能性があるので注意しておきたいと思います。
特に昨日のFOMCでドル高が進んでいることからユーロドルなどは大きく下落する可能性があるのではないかと注目してます。
◎本日のイベントスケジュール
9月22日(木曜日)
豪州休場(エリザベス女王を悼む休日)
12時前後 JPY 日銀金融政策決定会合
15:30 JPY 黒田日銀総裁記者会見
16:30 CHF スイス国立銀行(中央銀行)金融政策発表
20:00 TRY トルコ政策金利発表
20:00 GBP 英中銀金融政策発表
23:00 EUR ユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)
9月23日(金曜日)
00:00 GBP テンレイロBOE外部理事発言
01:30 EUR シュナーベルECB専務理事発言