2021年4月16日
日米首脳会談や地政学リスクで様子見か!? 「4月16日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は良い結果が出てきた米経済指標に反して、米金利は大幅に低下し、ドル安が進みました。
良い経済指標と低金利は株価の追い風となり、米株3指数は大幅上昇し、最高値を更新しています。
為替市場はNY時間に入ると膠着状態が続き、動きづらい状況が出てきています。
本日も重要市場が少なく、日米首脳会談や地政学リスクをにらみ、様子見姿勢の強い1日になりそうな気がします。
目次
◎本日の注目点
1)リスク要因
昨日、米政府、バイデン大統領はロシアに制裁を発動すると発表、ロシアも報復制裁を検討すると発言しています。
ロシアによる報復がどのような形で、どのような影響が出てくるかが見えてこないだけにリスク要因として注目しています。
トランプ大統領と中国のように、泥沼の報復合戦に進まないか気になります。
また、ロシアはウクライナや欧州とも火種を抱えており、リスクオフ要因となっています。
このほかにも、イランとイスラエル、中国リスクなど、リスク要因が多く控えています。
リスクオフが進むことにより、債権に資金が集まり、米金利が低下してドル安が進み円高が進むのではないかと注意しています。
米金利、金価格と合わせて注目しておきたいと思います。
2)日米首脳会談
日米首脳会談で注目しているのが、対中政策と米国からの宿題です。
対中政策に関して、日本は人権問題と経済問題で板挟みになっています。
米国は中国の人権問題に対して、日本も明確な批判対応を迫ってくると思われます。
この対応により、中国からは報復活動が出てくると思われます。
また、貿易面に関して要求も出てくると思われます。
この辺りを日本・菅首相がどこまでうまくかわせるか、日本経済に影響が出てくる問題に進むのか、要注目です。
◎本日のイベントスケジュール
4月16日(金曜日)
日米首脳会談(ワシントンで対面)
11:00 CNY 中国GDP・失業率・鉱工業生産
18:00 EUR ユーロ圏HICP(消費者物価指数)・貿易収支
18:00 GBP カンリフBOE副総裁
21:15 CAD カナダ住宅着工件数
21:30 USD 米建築許可件数
23:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数
23:45 USD カプラン・ダラス連銀総裁発言
4月17日(土曜日)
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
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