2023年6月16日
日銀とミシガンに注目! 「6月16日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日はECB理事会で市場予想通り0.25%の利上げが発表されました。
ただ、注目されていた金利見通しはあと2回の利上げを予想していましたが、声明文や記者会見からはさらに追加の利上げの可能性が示唆されたことからユーロ買いが進んでいます。
本日は金融政策ウィークの締めとなる日銀金融政策決定会合が予定されています。
また、ミシガン大学消費者信頼感指数も速報値なので注目しておきたいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)金融政策
日銀金融政策決定会合
注目度:やや高い
織り込み度:据え置き、緩和維持を織り込み済み
バイアス:円安方向
ポイント:YCC(イールドカーブ・コントロール)の修正見通し
日銀は緩和政策を維持すると予想されています。
ただ、年内の会合でYCC(イールドカーブ・コントロール)の修正・撤廃、一部では7月にも修正されるのではないかとの憶測が出ています。
声明文や記者会見からYCC(イールドカーブ・コントロール)修正・撤廃の可能性について注目したいと思います。
YCC(イールドカーブ・コントロール)の修正・撤廃の可能性が高まれば・円買いが進む可能性があります。
現在は円安が進んでいる状況なので、YCC(イールドカーブ・コントロール)の修正・撤廃による円高が吸収されるのではないかとの事からYCC(イールドカーブ・コントロール)の修正・撤廃の憶測が出ているのではないかと思います。
現在の円安についてけん制発言が出てきても円買いが進む可能性があるので注意しておきたいと思います。
2)経済指標
ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)・期待インフレ率
米国はハイペースで利上げを進めてきたことで景気後退が懸念されています。
ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)は景気の先行指標として注目されており、特に今回は速報値なので市場予想と結果に乖離する可能性があるので大きな根動くにつながる可能性があるので注目です。
また、同時発表される期待インフレ率にも注目。
期待インフレ率が市場予想よりも上回った場合は、インフレの高止まりの可能性に繋がり追加利上げの追い風になるのではないかと思います。
◎本日のイベントスケジュール
6月16日(金曜日)
12時前後 JPY 日銀金融政策決定会合
15:30 JPY 植田日銀総裁記者会見
16:00 USD ブラード・セントルイス連銀総裁発言
17:00 EUR ホルツマン・オーストリア中銀総裁、レーンECB専務理事兼主席エコノミスト発言
18:00 EUR ユーロ圏HICP(消費者物価指数)(改定値)
19:00 EUR ビルロワ・フランス中銀総裁、センテノ・ポルトガル中銀総裁発言
20:45 USD ウォラーFRB理事発言
22:00 USD バーキン・リッチモンド連銀総裁発言
23:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)・期待インフレ率