2023年4月28日
日銀政策発表と欧米の物価指標に注目! 「4月28日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は強弱まちまちの経済指標に加えて、欧米の金融政策を来週に控えてブラックアウト期間に入っていることから要人発言もなく、方向感の乏しい1日でした。
本日は注目の日銀金融政策決定会合や欧米の物価指標が発表されます。
日本はGW前なので、ポジション調整にも注意しておきたいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)金融政策
日銀金融政策決定会合
注目度:高い
織り込み度:現状維持を織り込み済み
バイアス:特になし
ポイント:記者会見と展望レポート
植田日銀総裁のもとで初めての日銀金融政策決定会合です。
植田日銀総裁は就任の記者会見で現状の金融政策は適切、マイナス金利・YCC(イールドカーブ・コントロール)の変更の必要ないと表明しており、今回の金融政策決定会合は現状維持となると思います。
今回は同時に発表される展望レポートに注目しています。
展望レポートで今後の物価見通しで、物価目標2%を下回る見通しが出てくるのではないかと思います。
展望レポートの結果を受けて金融政策決定会合後の記者会見で、就任の記者会見で話した内容との違いが出てくるのか注目です。
2)経済指標
フランスGDP(速報値)・HICP(消費者物価指数)(速報値)
欧州では米国よりもインフレが高止まりしています。
ECBも利上げを続けており欧州の経済状況にどこまで影響が出てきているのかGDPの結果に注目です。
また、物価高が続くようであれば追加の利上げも出てくるので、HICP(消費者物価指数)の結果にも注目です。
ドイツGDP(速報値)・HICP(消費者物価指数)(速報値)
欧州では米国よりもインフレが高止まりしています。
ECBも利上げを続けており欧州の経済状況にどこまで影響が出てきているのかGDPの結果に注目です。
また、物価高が続くようであれば追加の利上げも出てくるので、HICP(消費者物価指数)の結果にも注目です。
特にドイツは欧州の中でも最大の経済規模なので、ドイツの結果には注目です。
PCEデフレーター
来週にFOMCを控えてFRBが重要視している物価指標です。
先日発表されたCPI(消費者物価指数)やPPI(生産者物価指数)が市場予想を下回り、インフレの鈍化が見えてきています。
今回のPCEデフレーターも市場予想を下回り、インフレ鈍化に繋がるのではないかと注目されています。
◎本日のイベントスケジュール
4月28日(金曜日)
10:30 AUD 豪PPI(生産者物価指数)
12:00前後 JPY 日銀金融政策決定会合・展望レポート
14:30 EUR フランスGDP(速報値)
15:30 JPY 植田日銀総裁記者会見
15:45 EUR フランスHICP(消費者物価指数)(速報値)
16:00 EUR スペインHICP(消費者物価指数)
16:55 EUR ドイツ雇用統計・失業率
17:00 EUR ドイツGDP(速報値)
21:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)(速報値)
21:30 USD PCEデフレーター
21:30 CAD カナダGDP
23:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)・期待インフレ率
4月29日(土曜日)
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント