日銀金融政策決定会合と製造業・サービス業・総合PMI(速報値)に注目! 「1月24日の注目点とイベントスケジュール」

TOP > 注目点とイベントスケジュール > 日銀金融政策決定会合と製造業・サービス業・総合PMI(速報値)に注目! 「1月24日の注目点とイベントスケジュール」

2025年1月24日

日銀金融政策決定会合と製造業・サービス業・総合PMI(速報値)に注目! 「1月24日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

昨日は前週分の米新規失業保険申請件数が22.3万件と予想の22.0万件よりも若干弱い内容となったことが分かると、円買い・ドル売りが先行しました。

 

トランプ米大統領はダボス会議でのオンライン演説で「すぐに金利を下げるよう要請するつもりだ。そして世界中で金利は下がるべきだ」と述べ、米連邦準備理事会(FRB)に利下げを求める考えを示すと全般ドル売りが活発化しましたが、市場では「FRBは来週29日に開かれるFOMCで、4会合ぶりに利下げを見送る」との見方が優勢となっていることからドル売りは限定的でした。

 

本日は利上げが注目される日銀金融政策決定会合や欧米英で製造業・サービス業・総合PMIが発表されるので注目しておきたいと思います。

目次

◎本日の注目点

 

1)金融政策

 

日銀金融政策決定会合

注目度:かなり高い

織り込み度:9割利上げを織り込み済み

バイアス:円安圧力あり

ポイント:追加利上げの可能性

 

昨年12月19日に行われた前回会合では植田日銀総裁が記者会見で「来年の春闘に向けた賃上げのモメンタム、そしてトランプ次期米政権の追加関税策の中身について、もう少し情報を待ちたい」との発言で、市場予想は3月か4月の利上げでした。

今年に入って氷見野日銀副総裁や植田日銀総裁が相次いで「利上げをするかどうか政策委員の間で議論し、判断したい」と発言したことや一部通信社からも「日銀は来週の会合で米新政権の影響が限定的なら利上げの公算大」と伝わり、利上げ確率は9割まで織り込みが進んでいます。
ただ、トランプ米政権が20日に誕生してわずか数日で影響を見極めることができるのか、トランプ政権の影響や春闘の状況を確認するために利上げを先送りする可能性も少しあるのではないかと思います。

利上げが実施出来なかった場合は円売りで反応し、植田日銀総裁の定例記者会見で3月か4月の利上げの可能性に市場の注目が一段と集まるのではないかと思います。

 

 

 

2)経済指標

 

製造業・サービス業・総合PMI(速報値)

フランス・ドイツ・ユーロ圏・英国・米国と各国で製造業・サービス業・総合PMIの速報値が発表されます。

製造業・サービス業・総合PMIは今後の景況感を指数化したもので、「50」を好不況の分岐点とし上回ると好景気、下回ると景気後退を見通しています。

今回は速報値なので注目度も高く、予想と結果が乖離しやすいことから大きな値動きに繋がります。

特に欧州は景気後退が懸念されていることから注目しておきたいと思います。

 

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

1月24日(金曜日)

 

世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)(スイス・ダボス)

 

08:30 JPY 日本CPI(消費者物価指数)

12時前後 JPY 日銀金融政策決定会合・政策金利・経済物価情勢の展望

15:30 JPY 植田日銀総裁発言(記者会見)

17:15 EUR フランス製造業・サービス業・総合PMI(速報値)

17:30 EUR ドイツ製造業・サービス業・総合PMI(速報値)

18:00 EUR ユーロ圏製造業・サービス業・総合PMI(速報値)

18:30 GBP 英製造業・サービス業・総合PMI(速報値)

19:00 EUR ラガルドECB総裁発言

20:00 EUR チポローネECB専務理事発言

23:45 USD 米製造業・サービス業・総合PMI(速報値)

 

 

1月25日(土曜日)

 

00:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)・期待インフレ率、米中古住宅販売戸数

03:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

RECOMMEND