日銀金融政策決定会合に注目! 「1月23日の注目点とイベントスケジュール」

TOP > 注目点とイベントスケジュール > 日銀金融政策決定会合に注目! 「1月23日の注目点とイベントスケジュール」

2024年1月23日

日銀金融政策決定会合に注目! 「1月23日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

昨日は日銀金融政策決定会合を控えて様子見ムードが強い1日でした。

株式市場では、日経平均株価は大幅続伸し一時600円超上昇し、1990年2月以来の高値となりました。

ダウ平均は連日で史上最高値を更新し、多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数も過去最高値を更新、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は2022年1月以来2年ぶりの高値で取引を終えています。

 

本日は注目の日銀金融政策決定会合です。

声明文と記者会見に注目しておきたいと思います。

目次

◎本日の注目点

1)金融政策

 

日銀金融政策決定会合

注目度:かなり高い

織り込み度:据え置きを織り込み済み

バイアス:円安方向

ポイント:声明文と記者会見がタカ派に変化するのか?

 

12月にマイナス金利解除の期待が高まり円買いが進みましたが、12月の日銀金融政策決定会合では現状維持を発表し、正月の能登地震を受けてマイナス金利解除の期待が大幅に後退して円売りが進んでいます。

今回の日銀金融政策決定会合のポイントは声明文に変更があるのかに注目しています。

12月の日銀金融政策決定会合ではマイナス金利解除の期待があり、解除ではなくても1月や3月に向けてフォワードガイダンスの変更があるのではないかと思われていました。

ただ、フォワードガイダンスの変更がないだけではなく、「粘り強く緩和を継続し、必要なら躊躇なく追加措置を講じる」などと追加緩和姿勢に繋がる文言を残すなど現状維持となりました。

今回はマイナス金利解除やフォワードガイダンスの変更はないと思いますが、追加緩和姿勢の部分の文言削除など声明文に変更があるのかに注目しておきたいと思います。

また、記者会家では地震の影響とマイナス金利解除の時期に質問が集中するのではないかと思います。

マイナス金利解除の見通しが出てくるようであれば円買いが進むと思いますが、何も出てこなければ円安に進むのではないかと思います。

足元、円安が進み150円が近付いており、鈴木財務所からは口先介入・けん制発言が出てきています。

記者会見でも円安に対する質問が出てくると思いますが、特に答えは出てこないと思います。

 

 

 

2)経済指標

 

NZ四半期CPI(消費者物価指数)

ニュージーランドは順調に物価が低下してきています。

市場予想通りに物価が低下してきていれば追加利上げはなくなるのではないかと思います。

市場予想を大きく下回るようであれば利下げのハードルは低下するのではないかと注目しています。

 

 

 

3)要人発言

 

今週はブラックアウト期間で要人発言はほとんどないと思います。

金融政策発表後の発言に注目しておきたいと思います。

今週の発言で最も注目しておきたいのは日銀・政府の発言で、為替介入に関する発言です。

先週、148円台後半に近づくと鈴木財務相からけん制発言が出てきています。

このまま円安が進むようであれば口先介入が出てくるのではないかと注目しています。

レベル感と一緒に注意しておきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

1月23日(火曜日)

 

12時以前後 JPY 日銀金融政策決定会合・展望レポート

15:30 JPY 植田日銀総裁記者会見

 

 

1月24日(水曜日)

 

03:00 USD 米2年債入札

06:45 NZD NZ四半期CPI(消費者物価指数)

08:50 JPY 日本貿易収支

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

RECOMMEND