日銀金融政策決定会合に注目! 「12月19日の注目点とイベントスケジュール」

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2023年12月19日

日銀金融政策決定会合に注目! 「12月19日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

昨日はグールズビー米シカゴ連銀総裁は「目標に向かって進んでいると確信できるまでインフレ率を低下させなければならない」などと述べたが市場の反応は限定的でした。

 

イエメンの親イラン武装組織による商船への攻撃が続いていることで、英石油大手BPの「すべての石油タンカーの紅海航行を停止へ」との発表に反応してWTI原油先物価格が急騰しています。

 

本日は注目の日銀金融政策決定会合が開催されます。

市場予想が分かれていることから、どのような結果が出てきても大きく動くのではないかと思います。

目次

◎本日の注目点

 

1)金融政策

 

日銀金融政策決定会合

注目度:かなり高い

織り込み度:マイナス金利解除を5割程度織り込み済み

バイアス:円買いが優勢

ポイント:政策の変更とフォワードガイダンス

 

氷見野日銀副総裁の発言や植田日銀総裁のチャレンジング発言などから12月の会合でマイナス金利解除の期待が高まり円買いが進みました。

その後「マイナス金利の解除やYCC(イールドカーブ・コントロール)の撤廃などを今月急ぐ必要はほとんどないとの認識」との一部報道からマイナス金利解除の期待が後退し円の売り戻しが進みました。

その後はまた「12月に解除を事前予告し、フォワードガイダンスを同時に修正する見方もある」と日経新聞が報じたことで再度円買いが進んでいます。

今回の会合でマイナス金利の解除があるのか、据え置きなのか予想は分かれています。

どちらの結果になっても大きく動くのではないかと思います。

また、フォワードガイダンスが変更されるのかにも注目しておきたいと思います。

結果次第では円買いが進み、安値を更新した場合には130円台を目指すこともあり得るのではないかと注目しています。

 

 

 

2)経済指標

 

カナダCPI(消費者物価指数)

カナダ中銀は利上げを終了し、次は利下げ時期に注目が集まっています。

物価が低下していれば利下げへのハードルが下がり、来年の早い時期に利下げが期待されるのではないかと思います。

物価指標であるCPI(消費者物価指数)に注目です。

 

 

 

3)リスク要因

 

先週の金融政策発表ラッシュを通過し、欧米勢は本格的にお休みに入りマーケットの取引量は低下しています。

主要中銀は金融政策の転換点にあり、要人発言や物価指標に注目が集まっています。

冬休みで取引量が低下し薄商いの中で、サプライズの発言や指標結果が出てくると大きな値動きに繋がりフラッシュクラッシュに繋がる恐れがあります。

ポジション量の調整はしておきたいと思います。

 

 

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

12月19日(火曜日)

 

09:30 AUD RBA理事会議事要旨

12時前後 JPY 日銀金融政策決定会合

15:30 JPY 植田日銀総裁記者会見

17:00 EUR シムカス・リトアニア中銀総裁発言

18:00 EUR カジミール・スロバキア中銀総裁発言

19:00 EUR ブイチッチ・クロアチア中銀総裁発言

19:00 EUR ユーロ圏HICP(消費者物価指数)(改定値)

22:00 GBP ブリーデンBOE副総裁発言

22:30 CAD カナダCPI(消費者物価指数)

22:30 USD 米建築許可件数

23:30 USD バーキン・リッチモンド連銀総裁発言

 

12月20日(水曜日)

 

02:30 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁発言

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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