2024年3月19日
日銀金融政策決定会合に注目! 「3月19日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は、本日の日銀金融政策決定会合や明後日のFOMCを控えて様子見ムードの強い、方向感のない1日となりました。
本日は注目の日銀金融政策決定会合が開催されます。
方向性を決める内容出てくるのか注目しておきたいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)金融政策
日銀金融政策決定会合
注目度:かなり高い
織り込み度:マイナス金利解除は織り込み済み、ETF買い入れ停止・YCC(イールドカーブ・コントロール)の撤廃は織り込みが足りない
バイアス:円安圧力が強い
ポイント:ETFの買い入れ停止とYCC(イールドカーブ・コントロール)の撤廃
先週発表された春闘の結果は予想を上回る結果となり、日経新聞が報じたところによるとマイナス金利解除は織り込み済み、ETFの買い入れ停止とYCC(イールドカーブ・コントロール)の撤廃も検討となっています。
マイナス金利の解除は織り込み済みだとは思いますが、ETFの買い入れ停止とYCC(イールドカーブ・コントロール)に関しては100%織り込まれているかは疑問が残り、ETFの買い入れ停止とYCC(イールドカーブ・コントロール)が発表された場合は一時円買いが進むのではないかと注目しています。
また、ETFの買い入れを停止しは一時停止なのか、枠組み自体をなくしてしまうのかに注目で、今まで購入してきて日銀が保有しているETF等の今後の取り扱いに言及があるのかにも注目しています。
声明文、記者会見の内容で円と日経平均は乱高下するのではないかと思うので、ポジション調整には注意しておきたいと思います。
RBA理事会
注目度:やや高い
織り込み度:据え置きを織り込み済み
バイアス:特になし
ポイント:タカ派な内容が削除されるのか
前回の理事会の声明文で「追加利上げの可能性を排除できない」と言及するなど
前回の理事会後に発表されたインフレ指標や賃金指数などは順調に低下してきていることから、今回は据え置きが織り込まれています。
据え置きが発表され、声明文から前回のタカ派な内容が削除された場合はハト派にスタンス変更したとして豪ドル売りで反応するのではないかと思っています。
ただ、インフレ指標や賃金指数の低下からタカ派な内容の削除を期待する動きもあるため、前回同様にタカ派姿勢が示された場合は失望の豪ドル買いが進む可能性があるのではないかと注目しています。
2)経済指標
カナダCPI(消費者物価指数)
カナダの物価は順調に低下してきており、利下げのハードルは下がりつつあります。
前回のCPI(消費者物価指数)でもカナダ中銀の目標よりは高いものの、3%を割り込み目標に近づきつつあります。
今回のCPI(消費者物価指数)で前回値よりも低下し、市場予想を下回る結果となれば利下げ期待は進みカナダドルが売られる展開となるのではないかと注目しています。
◎本日のイベントスケジュール
3月19日(火曜日)
12時前後 JPY 日銀金融政策決定会合・声明文発表
12:30 AUD RBA理事会・政策金利・声明文発表
13:30 AUD ブロックRBA総裁記者会見
15:30 JPY 植田日銀総裁記者会見
17:30 EUR デギントスECB副総裁発言
19:00 EUR ユーロ圏・ドイツZEW景況感指数
21:30 CAD カナダCPI(消費者物価指数)
21:30 USD 米住宅着工件数
3月20日(水曜日)
東京市場休場(春分の日)
02:00 USD 米20年債入札