2022年4月28日
日銀金融政策決定会合に注目!? 「4月28日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は豪州で四半期CPI(消費者物価指数)が発表され、RBAがインフレターゲットとしているレンジ幅を大きく上抜ける結果が出てきました。
このことでRBAによる利上げ期待が高まっています。
豪大手銀行もRBAの6月利上げ、早ければ5月利上げもあるとの予想を出しています。
CPI(消費者物価指数)の結果や利上げ観測から豪ドルは買われています。
本日は注目の日銀金融政策決定会合です。
日本では現状維持予想、無風通過と思われていますが、海外は政策変更があるのではないかと期待しているのではないかと注目しています。
目次
◎本日の注目点
1)日銀金融政策決定会合
注目度:やや高い
織り込み度:現状維持を織り込み済み
バイアス:円安バイアス
ポイント:円安について対応策が出てくるか
先週の黒田日銀総裁の発言や連続指値オペを見る限り、現在の緩和政策を維持すると思います。
声明文や記者会見で円安について触れられると思いますが、今まで通りの発言で経済全体を見ると円安は日本にプラスといった内容になるのではないかと思います。
このような内容であればマーケットの反応は限定的だと予想しています。
ただ、YCC(イールドカーブ・コントロール)のターゲットを引き上げるのではないかとの噂も出ています。
ターゲット変更は円高要因になるのではないかと注目しています。
その他にも緩和政策を後退させるような内容が出てきた場合は円高に振れる可能性があるので注意しておきたいと思います。
2)経済指標
ドイツHICP(消費者物価指数)
先週のデギントスECB副総裁の発言から、物価上昇を抑える為にECBも利上げをするのではないかとの観測が急浮上しています。
本日発表のドイツHICP(消費者物価指数)が予想以上の数字が出てくると利上げ期待が高まるのではないかと注目しています。
また、本日はデギントスECB副総裁の発言もあるので併せて注目です。
米GDP
本日のGDPは1~3月期の速報値です。
今回のGDPの結果に3月FOMCの利上げの影響はないと思いますが、ウクライナ情勢などはやや影響が出てくると思います。
ウクライナ情勢による影響が米経済にどこまで影響を与えているのか注目です。
すでに0.5%利上げが織り込まれていることから、よっぽど大きな乖離がないと影響は限定的と思いますが、速報値なので予想と結果が大きく乖離する可能性があるので注意しておきたいと思います。
3)リスク要因
昨日、ロシアがポーランドやブルガリアに対する天然ガス供給をストップ。
このことでユーロの上値が重くなっています。
ウクライナ情勢の他にも中国景気、FRBによる大幅引き締めなど複合的なリスク要因でマーケットはリスクオフの流れが続いています。
週初めに比べて少しは和らいできましたが、このままリスクオフが後退するのか、それとも加速するのか、ヘッドラインに注目です。
◎本日のイベントスケジュール
4月28日(木曜日)
日独首脳会談(ショルツ独首相来日)
10:30 AUD 豪小売売上高
12時前後 JPY 日銀金融政策決定会合
15:30 JPY 黒田日銀総裁記者会見
16:00 EUR デギントスECB副総裁発言
17:15 EUR ウンシュ・ベルギー中銀総裁発言
21:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)(速報値)
21:30 USD 米GDP(速報値)・失業保険申請件数
4月29日(金曜日)
東京市場休場(昭和の日)
02:00 USD 米7年債入札
10:45 CNY 財新製造業PMI
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