昨日は、大幅にリスクオフが進みました。　米中関係が要因ではないかと思います。　また、米中古住宅指標が悪かったことも併せて、株価下落の原因ではないかと思います。

 

◎本日の注目点

 

 

１）米中関係

 

ファーウェイCFOの身柄引き渡しを巡って、再度米中関係に懸念が出てきています。　また、知的財産を巡っても米中間で折り合いがついていないことから、閣僚級会談を米国が拒否をしたと伝わると、リスクオフに傾きました。　その後、否定報道が出るも、反応は限定的。　VIX指数は節目ラインの「20」を再度超えてきました。

株価は大幅下落、ドル円も円高に進みました。　本日も米中関係に注目です。

 

 

 

２）予算案と政府機関閉鎖

 

未だ合意出来ない米予算。　政府機関閉鎖も1か月を過ぎました。　一部の経済指標が発表されないことをはじめ、経済的にも影響が大きくなってきています。　解決の糸口が見えないままの状況です。　個人的には、非常事態宣言が解決方法かと思っています。　トランプ大統領の行動に注目です。

また、格付け会社の動向と、米国債にも要注意です。

 

 

 

３）ダボス会議(世界経済フォーラム年次総会)

 

本日は、安倍首相の演説が予定されています。

その他にも、各国要人が集まり、経済について話し合います。　昨年は保護主義政策について話し合われましたが、今年は世界的景気後退が注目されるのではないかと思います。　当然、保護主義にも注目されると思いますが、要人が集まっていますので、発言とヘッドラインに注意したいと思います。

 

 

 

４）日銀政策決定会合

 

本日の日銀金融政策決定会合は、据え置き、変更なしの予定です。　いつも通りと言えばいつも通りですが、注目はQE額・ステルステーパリング・指値オペの目標値ではないかと思います。　期初会見には注目したいと思います。　黒田日銀総裁の記者会見で、緩和の終了が見えてしまうと円高が進む可能性もあります。　要注目です。

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

1月23日(水曜日)

 

ダボス会議(世界経済フォーラム年次総会)

安倍首相演説(ダボス会議)

 

08:50　JPY　貿易収支

12:00前後　JPY　日銀金融政策・政策金利発表

15:30　JPY　黒田日銀総裁記者会見

22:30　CAD　小売売上高

 

1月24日(木曜日)

 

ダボス会議(世界経済フォーラム年次総会)

 

00:00　USD　リッチモンド連銀製造業景気指数

00:00　EUR　消費者信頼感

09:30　AUD　雇用者数増減・失業率

 

 

 

◎週間スケジュール

 

英国離脱案、米中関係、政府機関閉鎖、リスクイベントに注目の1週間！　～1月21日週の注目点とイベントスケジュール～