2018年10月30日
本日の主役はユーロか!? 欧州経済指標が続々発表! ~10月30日の注目点~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
◎本日の注目点
1)欧州株と欧州指標
昨日ドイツでは、メルケル首相が与党党首を辞退し、2020年で首相からも退くことを発表しました。 ドイツや欧州の反応は、好感を持っているようです。 ブラジルで新たな大統領が誕生しましたが、右寄りの大統領です。 世界的に右寄りの自国ファーストリーダーが多くなっている現在、メルケル首相がドイツの首相に残った意味は大きいと思います。 党首を辞退して、首相をしながら後任党首を育てていく。 その後、首相へと引き継いでいく。 後任の事まで考えながらの、辞任発表は世論の支持率(好感度)も上がったのではないかと思います。
また、本日は欧州圏の経済指標が多く発表されます。 1つ1つの指標で大きく動くことはありませんが、弱い結果が続くようだとユーロにとってネガティブです。 HICPは物価指数です。 物価と景気の経済指標、HICPとGDPに注目です。
2)豪州経済指標
本日、明日と豪州も経済指標が発表されます。 特に明日のCPIは要注目です。 豪ドルは、週間見通しでも書いたように買い材料が少なく、ネガティブ要因が多いです。 ただ、豪ドルの水準が安値圏にいることから、下落余地が少なくなっている状況です。 指標結果で安値を更新していくのか、反発点となり上昇していくのか、注目です。
3)トランプ発言とドルインデックス
米中間選挙が近いことから、トランプ節、トランプ砲が多く出てきています。 先日の日本に対する自動車関税発言や、FRBに対する利上げ批判など、出てきています。 現在注目しているのが、ドルインデックスです。 ドルインデックスが高値推移しています。 高値=ドル高、ドル高牽制発言が出てもおかしくないと思います。
4)世界の株価とリスクオフ相場
昨日の欧州株価は反発上昇していましたが、日・米・中株価は続落で終わりました。特にダウ平均の終盤下落スピードは、半端なかったです。 米株が下落で終わったことから、日本株もマイナススタートになりそうです。 世界的株安やサウジ問題、欧州危機、米中問題などリスクが大きくならないか注視していきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
10/30(火曜日)
09:30 AUD 建設許可件数
11:10 AUD ブロックRBA総裁補佐発言
15:30 EUR フランスGDP
17:00 EUR スペインCPI(消費者物価指数)
18:00 EUR イタリアGDP
19:00 EUR 欧州GDP・消費者信頼感
22:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)
23:00 USD 米消費者信頼感
23:00 MXN メキシコGDP
10/31(水曜日)
06:45 NZD 建設許可件数
09:01 GBP 英Gfk消費者信頼感
09:30 AUD CPI(消費者物価指数)
10:00 CNY 中国製造業PMI
◎記録室
昨日の株価、金利、要人発言は以下に記録しています。