2020年1月28日
本日も3つのリスク要因に注目! 「1月28日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は新型コロナウィルスのリスクオフ要因に加え、バグダッドの米大使館砲撃リスクオフ要因が加わり世界的にリスクオフが進んでいます。
人の移動などが制限され、消費が落ち込むことが懸念され世界的に株価が下落し、原油価格が下落しています。
リスクオフが進んだことで米ドル・円・フランは買われ、豪ドルは売られています。
本日も経済指標よりは、リスク要因のほうが注目されそうです。
目次
◎本日の注目点
1)コロナウイルス
昨日もコロナウイルスの拡散は落ち着く様子はなく、中国での感染者は増えている状況です。
中国の感染者の報告については情報統制されていると思われ、どこまで信頼できるものなのかはわかりませんが、感染の疑いがある人を含めると5000人を超えると報道されています。
仮に、約5000人の人たちが全て感染者だとすると、SARSの時を超えることになってしまいます。
感染者の報告・報道に注目が集まり、感染者の数がピークアウトするまではリスクオフが続くのではないかと思います。
また、世界中に移動した感染者が各地で感染拡大に繋がっていないかも注目です。
米国では、昨日は感染者は増えていないようなので、このまま世界の感染者が増えていかないかも注目です。
2)トランプ弾劾裁判
トランプ大統領の弾劾裁判が開かれ、ボルトン前大統領補佐官が裁判に召喚される可能性が出てきました。
ボルトン前大統領補佐官はトランプ大統領の側近だっただけに、弾劾裁判に召喚されればどのような発言が出てくるのか注目が集まります。
また、ボルトン前大統領補佐官はトランプ大統領と意見が合わずに解任され、その後本を出版していることから、何か発言が出てくるのではないかという期待もされているようです。
ボルトン前大統領補佐官が召喚されるのか、召喚された場合どのような発言が出てくるのか、この辺りがハッキリするまでドルの重しとなりそうです。
3)中東リスク
昨日、米大使館が砲撃されたことで中東リスクが再燃しています。
その他にもイスラム国がイスラエル攻撃を呼び掛けています。
イランやイスラム国など、武力攻撃リスクがあるためヘッドラインには注意が必要です。
◎本日のイベントスケジュール
1月28日(火曜日)
09:30 AUD NAB企業信頼感指数
17:30 SEK スウェーデン小売売上高
17:42 JPY 黒田日銀総裁国会答弁
20:15 EUR ビルロワ・フランス中銀総裁発言
22:30 USD 米耐久財受注
1月29日(水曜日)
00:00 USD 米消費者信頼感指数
00:00 EUR レーンECB専務理事発言
03:00 EUR デコス・スペイン中銀総裁発言
08:50 JPY 日銀金融政策決定会合における主な意見
09:30 AUD 豪CPI(消費者物価指数)