2019年12月2日
本日より師走相場スタート! 「12月2日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
先週は感謝祭・ブラックフライデーで米国が休場や短縮取引で閑散とした相場でした。
本日もサイバーマンデーで、多少の薄商いが予想されます。
本日から12月第1週がスタートします。
重要指標が立て続けに発表されます。
12月は月末になると取引材料や商い量が減ってくるので、今週のように取引材料があるときにしっかりとチャンスを掴んでいきたいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)経済指標
本日は各PMIが各国で次々と発表されます。
特に注目しているのが以下の4つです。
財新製造業PMI(予想:51.4)
まずは中国指標の財新製造業PMIです。
予想では51.4となっていますが、仮に予想を下回り好不況の分岐点「50」を割り込んだ場合は豪ドルが大きく売られる可能性があります。
要注目です。
欧州製造業PMI
イタリア・フランス・ドイツ・ユーロ圏と欧州各国で製造業PMI改定値が発表されます。
特にドイツ(予想:43.8)やユーロ圏(予想:46.6)の製造業PMIが不況を示す40台となっています。
改善の余地が見られるか、予想を上回るかに注目が集まります。
英製造業PMI(予想:48.3)
英国の製造業PMIも好不況の分かれ目「50」を下回っています。
英国はBrexitを控えていることを踏まえても、景気・経済が低迷してくれば利下げの可能性も出てきます。
年内にはないとしても、来年2月の政策金利利下げの可能性が出てくるので要注目です。
ISM製造業景況指数(予想:49.2)
米国製造業PMIは50台を回復していますが、注目度の高いISM製造業景況指数はいまだに40台です。
今回の発表で、50台回復となるかに注目です。
2)英選挙
週末の世論調査で保守党と労働党の支持率の差が縮まっています。
世論調査会社によって数字は違いますが、どの世論調査会社を見ても差は縮んでいるようです。
このことから本日ポンドは下窓開けてスタートしています。
本日の織り込み・消化を見ていきたいと思います。
世論調査
保守党: 39% (-2)
労働党: 33% (+5)
自由民主党: 13% (-5)
緑の党: 5% (-)
ブレグジット党: 4% (+1)
世論調査(ユーガブ)
保守党 – 43%
労働党 – 34% (+2)
自由民主党 – 13% (n/c)
ブレグジット党 – 2% (-2)
緑の党 – 3% (+1)
その他 – 5% (-1)
3)その他リスク要因
・トランプ弾劾問題
・米中貿易協議
・香港デモ
・日韓関係(GSOMIA)
・北朝鮮ミサイル問題
・英国選挙とBrexit
・イタリアはじめユーロ圏の予算案
・トルコS400ロシア製ミサイル問題
米中問題のヘッドラインや発言等には要注意です。
◎本日のイベントスケジュール
12月2日(月曜日)
トランプ大統領訪英(4日まで)
09:30 AUD 建築許可件数
10:45 CNY 財新製造業PMI
16:00 TRY トルコGDP・製造業PMI
16:00 EUR レーン・フィンランド中銀総裁発言
16:30 SEK スウェーデン製造業PMI
17:45 EUR イタリア製造業PMI
17:50 EUR フランス製造業PMI
17:55 EUR ドイツ製造業PMI
18:00 EUR ユーロ圏製造業PMI
18:30 GBP 英製造業PMI
23:00 EUR ラガルドECB総裁発言(欧州議会証言)
23:45 USD 米製造業PMI
00:00 USD ISM製造業景況指数