2019年10月31日
本日発表、日銀金融政策は現状維持!? ~10月31日の注目点とイベントスケジュール~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日はカナダと米国で政策金利が発表されました。
本日は日銀がありますが、FOMCを通過したことで年末に向け方向感が出てくるのではないかと期待しています。
昨日気になったのが、APECが中止になったことです。
APECで米中協議が開催され、米中貿易協議の第1弾合意署名が予定されていましたが、これも不明確になってしまいました。
米中協議がどのようになるのか気になります。
目次
◎本日の注目点
1)日銀金融政策決定会合
本日の日銀金融政策決定会合では、据え置きが予想されています。
追加緩和も一時期待されていましたが、円高も一服したことで、緩和余地を残すため据え置きするのかもしれません。
注目は、声明文と記者会見で追加緩和の可能性を示せるか、緩和余地が残っていることを示せるかだと思います。
基本的には、今までと同じような内容の繰り返しになるのではないかと予想しています。
結果、無風通過となりそうな気がしています。
個人的な注目は、消費増税の影響が出てくるのかどうかです。
消費活動に影響し、景気見通しに影響しないか注目しています。
2)経済指標
日銀以外にも重要指標が予定されています。
景気減速が懸念されている中国で製造業PMIが発表されます。
中国が発表する指標なのでイマイチ信頼性に欠けますが、世界の工場といわれた中国の製造業の先行きの占う指標です。
悪化を続けるのか、改善するのか注目です。
ユーロ圏ではイタリアやフランス、ドイツなどで重要指標が予定されています。
特に、最近はドイツ指標が弱く、ユーロの重しとなっています。
ユーロ圏指標にも注目です。
カナダでは、GDPが発表。
中立スタンスを保っているカナダが、今後ハト派にシフトするのか、中立か、タカ派にシフトするのか、GDPが影響するので注目しています。
また、カナダドルは、経済指標の結果に素直に反応し、大きく動く可能性が高いので注目しています。
◎本日のイベントスケジュール
10月31日(木曜日)
ドラギECB総裁が任期満了、ラガルド新総
ASEAN(東南アジア諸国連合)関連首脳会議(バンコク、1
09:00 NZD NBNZ企業景況感指数
09:30 AUD 豪建築許可件数
10:00 CNY 中国製造業PMI
12:00前後 JPY 日銀政策金利・声明文発表
15:30 JPY 黒田日銀総裁記者会見
16:00 EUR ドイツ小売売上高・スペインGDP
16:45 EUR フランスHICP(消費者物価指数)
17:00 EUR デギントスECB副総裁発言
19:00 EUR イタリアHICP(消費者物価指数)
19:00 EUR ユーロ圏GDP・HICP(消費者物価指数)
20:00 EUR イタリアGDP
21:30 USD PCEデフレーター
21:30 CAD カナダGDP
22:45 USD シカゴ購買部協会景気済数
11月1日(金曜日)
ASEAN(東南アジア諸国連合)関連首脳会議(バンコク、1
00:30 CHF ジョーダンSNB総裁発言