2019年7月29日
材料不足で閑散相場か!? 地政学リスクに要注意 ~7月29日に注目点とイベントスケジュール~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
今日は、経済指標も少なく、FOMCや日銀会合を控えて動きづらい状況です。 何もなければ、ほとんど動かない状況になるのかもしれません。
ただ、地政学リスクや発言・ツイートで動く可能性はあるので、動いてくれればトレードチャンスにならないかと期待しています。
マーケットも夏休みに……
閑散相場が多くなってきています。
少ないチャンスはしっかりと、解りやすいところだけ狙っていきたいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)トランプ大統領の発言・ツイート
明日から米中貿易通商協議が始まります。 その前哨戦なのか!? トランプ大統領の中国批判とも取れる発言やツイートが出てきています。
明日の閣僚級貿易通商協議では、合意は難しいと思われますが、駆け引きのため色々な発言やツイートが出てくる可能性があります。 また、日米貿易通商協議も控えていることから同様のことが予想されます。 トランプ発言には気を付けておきたいと思います。
2)中東・イラン問題
ホルムズ海峡を巡って有志連合派遣が注目されています。 日本の自衛隊が参加するのかどうか!? お金だけなのか!? 参加せずに独自で守るのか!? 注目です。 ただ、トランプ大統領はお金をかけたくない、米国だけが防衛に動くのはおかしいという考えなので、日本に対しては参加や出資圧力をかけてくるのではないかと思われます。
また、トルコのロシア製最新鋭防衛ミサイルシステムS400の導入が進んでいます。 ポンペオ国務長官はS400の運用しないことを求めると言っています。 米国がどこまで我慢するのか!? トルコへの追加制裁はあるのか!? 注目です。
イラン・トルコがどこでリスク要因となってリスクオフ相場になるのか注目しています。
3)ボリス英首相とBrexit
ボリス英首相は欧州委員長に電話会談で、再交渉を求めましたが拒否されています。 なので、これからボリス英首相がどのような行動に出るのか注目しています。 議会は合意なき離脱に反発しています。 現在の議会をまとめることは難しいと考えれば、もしかすると…..解散総選挙…..なんてことも可能性としてあるのかなぁと思っています。
基本的には、英ポンドの売り場探しの展開です。 ボリス英首相の行動を見ながら、チャンスを探していきたいと思います。
4)株価・金利動向・ドルインデックス
今週のFOMCを控えて、ドルの方向性を見極めるために米長期金利を見ていきたいと思います。 米株が伸びてもドル買いには繋がらないが、米株が下がると日経が下がりドル円の重しになる。 ドルの動向が気になる今週は、ドルインデックスも要注目。
ドルインデックスチャート
ここ1年のレンジ上限にきています。 何度か抑えられている上限が近いため要注目です。
5)日韓関係と北朝鮮
先週の北朝鮮ミサイル発射には、日韓関係が影響しているようです。 北朝鮮は日韓関係の悪化を見て、日韓軍事協定のはきを要請してきています。 また、8月に予定されている米韓合同軍事演習の反発の意味もあるようです。 この2点の可能性がある限り、再度ミサイル発射もあり得るかもしれません。
米国は、短距離弾道ミサイルであったことから、今回の発射については、あまり触れていません。
日韓関係については、韓国による不買運動、渡航中止、姉妹都市の停止など韓国側は報復措置をとっています。 早ければ週末くらいには「ホワイト国」から韓国が外れます。 そうなれば、韓国向け輸出条件優遇処置を取りやめる品目が増えてきます。 日本企業の影響はどこまで出てくるのか、噂の段階で関連企業の株価は下落するのではないかと注意しています。
◎本日のイベントスケジュール
7月29日(月曜日)
16:00 EUR スペインHICP(消費者物価指数)
17:30 GBP 英消費者信用残高