2019年7月17日
材料不足のぬるま湯相場、こんな時こそリスクに注意! ~7月17日の注目点とイベントスケジュール~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は、ポンド安が進んだ以外は、方向感なく小動きでした。 本日も、重要指標で予想と結果が大きな乖離が出ない限り方向感が出にくいと思います。
あとは、地政学リスクが落ち着いてきているように見えるので、このようなときにリスク急浮上してこないか気になります。
目次
◎本日の注目点
1)地政学リスク
イランリスクは、先日のトランプ発言で若干後退しているように感じます。 また、トルコS400の納入に関しても反発はしていますが、制裁には躊躇しているように見えます。 ただ、トランプ大統領の中国批判が再燃してきています。 その他にも台湾を巡って、米中で緊張感が出てきています。 ヘッドラインに気を付けておきたいと思います。
2)経済指標と金利
昨日は米小売売上高の発表を受けて、米金利は上昇しました。 ドル円も上昇しています。 ただ、ドル水準はドルインデックスを見るとレンジ上限近くまで来ています。 米金利はこのまま上昇していくのか、ドルの水準と金利と株価に注目です。
また、本日は英CPI(消費者物価指数)とカナダCPI(消費者物価指数)も予定されています。
ポンドは、かなり安値圏にきています。 本日のCPI(消費者物価指数)が予想よりも弱い結果となると、ポンド下落。 安値更新するとストップにかかり下落が下落を呼ぶ展開にもなりかねません。 要注目です。
カナダドルは、主要通貨の中で買える通貨になるか!? 利上げは近づいてくるのか!? 注目通貨です。 そのためにも、本日のCPI(消費者物価指数)は要注目です。
◎本日のイベントスケジュール
7月17日(水曜日)
G7財務相・中央銀行総裁会議
17:30 GBP 英CPI(消費者物価指数)
18:00 EUR HICP(消費者物価指数)
21:30 USD 住宅着工・建築許可件数
21:30 CAD カナダCPI(消費者物価指数)
23:30 USD 原油在庫量
7月18日(木曜日)
G7財務相・中央銀行総裁会議
02:30 USD ジョージ・カンザスシティ連銀総裁発言
03:00 USD ベージュブック(地区連銀経済報告)
08:50 JPY 貿易収支
10:30 AUD 雇用者数増減・失業率