来週のFOMC、明日のカナダ雇用統計を控えて様子見ムード! 「6月8日の注目点とイベントスケジュール」

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2023年6月8日

来週のFOMC、明日のカナダ雇用統計を控えて様子見ムード! 「6月8日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

昨日はカナダ中銀が市場予想の据え置きに対して0.25%利上げのサプライズ発表となりました。

底堅い経済、逼迫した労働市場によるサービス価格の上昇がインフレの高止まりに繋がったとして利上げを発表しています。

 

カナダ中銀はFRBに先行して利上げを進め、利上げ停止を進めてきており、FRBの先行指標として注目されています。

カナダ中銀のサプライズ利上げにより、6月FOMCと7月FOMCの利上げ確率が上昇しています。

 

本日は重要指標もなく、要人発言も予定がないことから様子見ムードの強い1日となるのではないかと思っています。

目次

◎本日の注目点

 

1)リスク要因

 

リスク要因として注目されていた債務上限問題は上下両院の法案可決をもってデフォルトは回避されました。

ただ、銀行の信用不安は残っていると思います。

イエレン財務長官は銀行幹部らに「一連の銀行破綻を受け一段の銀行合併が必要になる可能性がある」と警告したとの報道もあり、次の銀行破綻や合併が発表されるのではないかと注目が集まっています。

銀行からの資金流出、銀行への規制強化、破綻や合併など銀行に関するヘッドラインが出てこないか注目です。

銀行の信用不安が広がるとリスクオフが進み、FRBの利上げ期待後退、年内利下げ期待が高まるのではないかと思っています。

 

また、今週はFOMCを控えてブラックアウト期間に入っており、要人発言がありません。

米ウォールストリート・ジャーナルのFEDウォッチャー、ニック・ティミラオス記者などのツイートで動く可能性があるので注意しておきたいと思います。

 

あと、トルコリラの下落には注意しておきたいと思います。

トルコは先週末の大統領選挙で、エルドアン大統領が再選したことでトルコリラの下落が止まりません。

日々、トルコリラは安値更新しており、どこかのタイミングでクラッシュするのではないかと思います。

トルコリラのクラッシュ、デフォルトは欧州の銀行に影響が出てくるので、リスクオフが進むのではないかと注目しておきたいと思います。

 

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

6月8日(木曜日)

 

18:00 EUR ユーロ圏GDP(改定値)

21:00 MXN メキシコCPI(消費者物価指数)

21:30 USD 米失業保険申請件数

 

 

6月9日(金曜日)

 

10:30 CNY 中国CPI(消費者物価指数)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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