株安によるリスクオフは継続するのか!? 「5月20日の注目点とイベントスケジュール」

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2022年5月20日

株安によるリスクオフは継続するのか!? 「5月20日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

昨日はフィラデルフィア連銀製造業景況指数が予想を大きく下回り、今後の景気見通しが悪化したことからドル売りが進みました。

物価高はピークアウトしたのではないかと言われていますがそれでも高止まりしており、その上で景況感が悪化してきているとなるとスタグフレーションの懸念が出てきます。

スタグフレーション懸念から株価下落に繋がり、米株3指数は続落、ダウ平均やS&P500は年初来安値を更新しています。

 

株安によるリスクオフ相場になっており、本日もリスクオフが継続するのか注目しています。

目次

◎本日の注目点

 

1)リスクオフ

 

世界的な物価高や中央銀行の引き締め政策から景気後退懸念に繋がり、リスクオフが進んでいます。

マーケットはリスク相場なので、リスク要因に注意しておきたいと思います。

 

株安リスク

世界的な物価高と、物価高を抑える為に主要中銀による引き締め政策から株価が大きく下落しています。

昨日発表されたフィラデルフィア連銀製造業景況指数も大幅に予想を下回る結果となり、スタグフレーションの懸念が出てきて株価は下落、ダウ平均やS&P500は年初来安値を更新しています。

本日も続落し、安値を切り下げる可能性があるので注意しておきたいと思います。

 

 

ウクライナ情勢

ロシアへの制裁による物価上昇がリスクオフ要因となっています。

対してロシアもポーランドやブルガリアへのガス供給を停止、さらにNATOへの加盟を申請しているスウェーデンやフィンランドへのガス供給停止をほのめかしています。

ロシアのウクライナ侵攻が次のステップに進む可能性にも注意しておきたい。

化学兵器や生物兵器、核兵器などを使用した場合は欧米の反応も変わり、リスクオフが進む可能性もあるので注意しておきたいと思います。

 

 

中国リスク

世界2位の経済大国である中国がロックダウンを継続・拡大させることで世界的なリスクオフに繋がっています。

ロックダウンを継続すると中国の景気が後退し輸出入に影響することと、サプライチェーンの混乱に繋がり世界的な製造業に影響することが問題のようです。

ゼロコロナ政策をいつまで続けるのか、中国での感染拡大が続いているのかに注目です。

ロックダウンを拡大させるようなヘッドラインが出てくるとリスクオフが進む可能性があるので注意しておきたいと思います。

 

 

英ジョンソン政権リスク

英国ではジョンソン政権崩壊リスクが注目されています。

ジョンソン首相の辞任や総選挙などのヘッドラインが出てくるとポンド売りが進む可能性があるので注意しておきたいと思います。

また、今週は雇用統計や物価指標が発表され、物価が上昇していた場合はジョンソン政権の責任を問われ、さらに支持率が低下する可能性があるので注目しておきたいと思います。

 

 

 

2)豪議会選挙

 

2019年の総選挙では奇跡的な大逆転勝利をおさめた現政権(自由党と国民党の連合政権)ですが、これまでの世論調査では逆転が不可能とされるほど差が開いているようで、2013年以来となる政権交代が起きる可能性が出てきています。

政権交代となり、労働党を中心とした新与党がどのようなインフレ対策を行うかにも注目、インフレを放置したことを労働党は現与党の責任と選挙戦を戦っている為にインフレ対策を早急に発表する可能性もあるので注目です。

 

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

5月20日(金曜日)

 

G7財務相・中央銀行総裁会議

 

15:00 GBP 英小売売上高

16:30 GBP ピルBOE主席エコノミスト発言

23:00 EUR ユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)

 

 

5月21日(土曜日)

 

オーストラリア議会総選挙

 

02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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