2025年4月18日
欧米市場が休場で取引量が激減、ヘッドラインに注意! 「4月18日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日はECB理事会が開催され、市場予想通り政策金利を0.25%引き下げることを決め、声明では「インフレ抑制のプロセスは軌道に乗っている」との認識を示し、「景気抑制的」との文言を削除、成長見通しについては通商の緊張により悪化しているとの見解を示しました。
ラガルドECB総裁は理事会後の会見で「経済成長は下方向へのリスクが増している」「経済見通しは異例の不確実性により不透明になっている」「通商の争いが物価見通しの不透明性を増している」などと発言しました。
声明文や発言を受けてユーロは売りが優勢となりました。
日米貿易交渉に出席した赤沢経済再生相の「為替については議論が出なかった」との発言が伝わると日米貿易交渉の不安が後退し株価は上昇し、ドル円は142.50円台まで買い戻しが進みました。
NY市場ではダウ平均が一時700ドル超下落したほか、高く始まったナスダック総合がマイナス圏に沈んだことや、トランプ米大統領がSNSに「パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長を一刻も早く解任すべきだ」と投稿したこと、4月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数が-26.4と予想を大きく下回った事がドル円の重しとなり、ドル円は売りが先行しました。
本日からイースター連休で欧米をはじめ多くの国で祝日となり、取引量は激減します。
重要指標などイベントもないことから小動きな展開が予想されますが、取引量が少ないためヘッドラインが出てきた場合は大きな値動きにつながる可能性があるのでリスク管理はしっかりとしておきたいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)リスク要因
本日から欧米はじめ多くの国が祝日になり、取引量が激減しています。
その中で、トランプ関税に関して各国の対応に注目が集まっています。
中国は報復関税やボーイングの受けとり拒否など米国と対立する姿勢を示しながら、一部では対話に応じる姿勢も示しています。
日本や欧州などは米国と協議、欧州は協議が成立しない場合は報復する姿勢を示しています。
連休中にヘッドラインが出てきた場合は大きく動く可能性、根が飛ぶ可能性があるため注意しておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
4月18日(金曜日)
聖金曜日の祝日(グッドフライデー)で豪州、NZ、香港、シン
米国は株式・債券・商品市場が休場
08:30 JPY 日CPI(消費者物価指数)
4月19日(土曜日)
00:00 USD デイリー・サンフランシスコ連銀総裁発言
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント