2022年10月13日
注目の米CPI(消費者物価指数)発表! 「10月13日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日の米PPI(生産者物価指数)は予想を上回る結果となりドル買いが進みました。
PPI(生産者物価指数)の上昇は物価高に繋がるので、本日のCPI(消費者物価指数)も上振れするのではないかと注目が集まっています。
ドル買いに加えて円安も進み、ドル円は147.97円まで上昇しています。
本日も円買い介入に警戒していと思います。
本日は注目のCPI(消費者物価指数)が発表されます。
結果次第では147円を突破し、150円が見えてくる展開もあるのではないかと注目しています。
目次
◎本日の注目点
1)米CPI(消費者物価指数)
FRBは物価上昇を抑制するため利上げを継続しているため、CPI(消費者物価指数)の結果に注目が集まっています。
米CPI(消費者物価指数)前年比は6月CPI(消費者物価指数)(7月発表)の9.1%をピークに7月は8.5%、8月は8.3%と徐々に落ち着いてきているように見えます。
ただ、8月CPI(消費者物価指数)は8.1%予想に対して8.3%という結果、今回発表される9月CPI(消費者物価指数)の予想も8.1%です。
先月のように予想を上回り8.3%や、それ以上の結果が出てきた場合は物価の高止まりと受け止められるかもしれません。
そうなるとFRBの利上げペースは加速し、11月FOMCで0.75%利上げが確実視されるようになるのではないかと思います。
2)リスク要因
円買い介入
ドル円は前回の介入レベルを超えて146円を突破、147円手前まで上昇しています。
政府からは介入に関する発言が出てきており、ドル売り・円買い介入が実施される可能性があります。
介入があった場合は3~5円程度は動く可能性があるので、ドル円の動きには注意しておきたいと思います。
英金利・ポンド
英国はトラス政権による減税策の発表でポンド安・英国債安・株安のトリプル安になりました。
その後減税策の撤回を発表し、英中銀はQT(量的引き締め)を延期し、期間20年以上の普通国債を1回のオペに
トリプル安は落ち着き、ポンドは買い戻され、長期金利は低下しました。
英中銀は臨時措置の拡大を発表しましたが、その後のベイリーBOE総裁の発言で買い入れ額は拡大するが期日の延期はしないと示唆されたことでポンドは急落、英中銀の臨時措置に関するヘッドラインでポンドは乱高下を繰り返しています。
本日も英中銀の臨時措置に関するヘッドラインとポンドの値動きに要注意です。
ウクライナ情勢
クリミア半島とロシアを結ぶ欧州最長の大橋爆破の報復として、ロシアはウクライナ複数の都市を攻撃、首都キーウをはじめ各地でロシア軍による大規模なミサイル攻撃があり、多数の死者・重傷者が出ているほか、インフラ施設が被害を受けています。
ロシアの大規模ミサイル攻撃を受けて、昨日G7首脳会談が開催されロシアによる攻撃を非難し、ウクライナへの支援継続を約束する方針を改めて示唆しました。
これに対してロシアが報復行動、攻撃を激化させる可能性があるので注意しておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
10月13日(木曜日)
20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議(ワシント
15:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)(改定値)
16:30 EUR デギントスECB副総裁発言
20:00 GBP マンBOE外部理事発言
21:00 EUR ナーゲル・ドイツ連銀総裁発言
21:30 USD 米CPI(消費者物価指数)、失業保険申請件数
10月14日(金曜日)
00:00 USD 原油在庫量
02:00 USD 米30年債入札