2023年2月14日
注目の米CPI(消費者物価指数)発表! 「2月14日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は次期日銀総裁候補の植田氏が「現在の日銀の金融政策は適切、
本日は注目のCPI(消費者物価指数)が発表されます。
大きく動くのではないかと注目しています。
目次
◎本日の注目点
1)経済指標
英雇用統計
英国はEUから離脱したことで出稼ぎの数が減り、慢性的な人手不足になっています。
人手不足から人材確保のため賃金を上昇させて、人件費の高騰に繋がっています。
人件費の高騰が英国の物価高の要因となっています。
先日の英中銀金融政策発表でインフレはピークに達したと言っていましたが、雇用統計で予想以上の平均賃金が出てくるようであれば、インフレの高止まりに繋がる可能性があるので平均賃金に注目です。
米CPI(消費者物価指数)
FRBは物価を抑制するためにハイペースで利上げを進めており、あと2回の利上げが予想されています。
今回のCPI(消費者物価指数)が予想を下回り、インフレ鈍化が確認できると利上げ回数も後退するのではないかと注目しています。
逆に予想を上回り、昨年1
物価指標は注目度が高く、今回のCPI(消費者物価指数)も大きく動く可能性があるので注目です。
2)要人発言
FRB
12月のFOMCでドットチャートからFRBのターミナルレート(利上げの最終水準)は5.1%と予想されています。
2月FOMCの利上げでFRBの金利は4.75%となっており、あと2回の利上げでターミナルレート(利上げの最終水準)に達します。
あと2回の利上げを実施したあとは利上げを停止するのか、それとも利上げ回数は1回なのかなど、利上げ終了に関してどのような発言をするのか要人発言に注目です。
ECB
ECBは先日の理事会で3月の0.5%利上げを示唆しており、5月以降は0.50%かもしれないし0.
ターミナルレート(利上げの最終水準)は3.7%程度が予想されています。
ECB要人発言から、5月以降の利上げペースやターミナルレート(利上げの最終水準)についてどのような発言が出てくるのか注目です。
BOE
英中銀は先日の金融政策発表で「インフレがピークに達した可能性がある
今週は雇用統計やCPI(消費者物価指数)の発表があるので、結果を受けて英中銀要人がどのような発言をするのか注目です。
インフレ後退について発言が出てくるようであれば利上げペースが後退、逆にインフレ警戒感などの発言が出てくるようであれば利上げペースが進むのではないかと注目しています。
日銀
政府は時期日銀総裁に植田氏を指名しています。
今週は国会で植田氏起用について議論される見通しです。
日銀に関しては、植田氏の元で異次元緩和の修正に動くのか、共同声明をどうするのか発言内容に注目が集まっています。
また、植田氏に対する政策スタンスも日本と海外では認識に差があるようで、日本ではややタカ派と受け止めており、海外ではハト派と受け止められています。
発言内容から今後の日銀の政策スタンスに注目です。
◎本日のイベントスケジュール
2月14日(火曜日)
16:00 GBP 英雇用統計・失業率・平均賃金
19:00 EUR ユーロ圏GDP(改定値)
22:30 USD 米CPI(消費者物価指数)
23:30 USD バーキン・リッチモンド連銀総裁発言
2月15日(水曜日)
01:00 USD ローガン・ダラス連銀総裁発言
01:30 USD ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁発言
01:30 EUR マクルーフ・アイルランド中銀総裁発言
04:05 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言
10:00 AUD ロウRBA総裁発言