2022年8月23日
注目の製造業・サービス業・総合PMI速報値発表! 「8月23日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は欧州天然ガス価格が急騰し、ユーロ圏の景況感悪化からユーロ売りが加速。
ユーロドルは0.9926ドルと7月14日の安値を更新し、2002年12月以来の安値を更新しています。
本日は注目度の高いフランス・ドイツ・ユーロ圏・英国・米国の製造業・サービス業・総合PMIの速報値が発表されます。
速報値なので予想と結果が大きく乖離する可能性が高く、大きなボラティリティに繋がるのではないかと期待しています。
目次
◎本日の注目点
1)製造業・サービス業・総合PMI
各国の中央銀行がインフレ抑制のために急ピッチで利上げを進める中で景気後退が懸念されています。
PMIは企業の景気に敏感な担当者に今後の景況感を確認して指数化したものです。
利上げの影響がどこまで景況感に影響しているのか、予想よりも悪化しているのか注目です。
欧州
欧州では物価高やECBの引き締めに加えて、ロシアによる天然ガス供給不安や熱波によるライン川の水位低下などによる景気後退が懸念されています。
予想ではフランスのサービス業や総合、ユーロ圏のサービス業は前回値を下回っているものの好不況の分岐点「50」をキープしています。
本日の結果が「50」を下回るようであればユーロは大きく下落するのではないかと注目しています。
米国
タカ派発言が続きドル買いが進んでいる状況で、PMIが予想を上回る結果となればドル買いが加速する可能性があるので注目です。
特に米国の製造業・サービス業・総合PMIの予想値は前回値を上回っているので、結果が予想を上回るようであれば景況感の底打ち期待に繋がり、ドル買いが加速する可能性が高いと思っています。
逆に予想を下回り、前回値を下回るようであればドルの売り戻しに繋がるのではないかと思っています。
◎本日のイベントスケジュール
8月23日(火曜日)
16:15 EUR フランス製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
16:30 EUR ドイツ製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
17:00 EUR ユーロ圏製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
17:30 GBP 英製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
22:45 USD 米製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
23:00 USD 米新築住宅販売戸数
8月24日(水曜日)
02:00 USD 米2年債入札
08:00 USD カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁発言