2022年2月10日
注目のCPI(消費者物価指数)発表! 「2月10日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日も本日発表の米CPI(消費者物価指数)を控えて様子見ムードが強い展開でした。
それだけ本日のCPI(消費者物価指数)に注目が集まっているだけに、今日は大きく動くのではないかと注目です。
明日は日本が祝日で3連休前です。
仲値やクローズ前の動きには注意しておきたいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)米CPI(消費者物価指数)
本日はFRBの金融政策に大きく影響するCPI(消費者物価指数)の発表が予定されています。
先週の雇用統計で平均時給が予想を大きく上回る結果から人件費の高騰が確認され、人件費の高騰はコスト増に繋がり商品価格に転嫁され物価上昇に繋がるのではないかとの思惑が進んでいます。
本日のCPI(消費者物価指数)の結果が予想を上回る結果が出てくるようであれば、3月の利上げ幅が0.5%になる可能性も高まるのではないかと思われます。
利上げ観測が進めば金利は上昇、ドル買いがもう一段進む可能性が出てくるのではないかと注目しています。
2)要人発言
本日も要人発言が多数予定されています。
特に注目しているのがレーンECB専務理事兼主席エコノミストの発言です。
レーンECB専務理事兼主席エコノミストは影のECB総裁と言われることもあり、発言が重要視されているようです。
先週のラガルドECB総裁の記者会見で急上昇したユーロは、その後のECBメンバーの火消し発言でもみ合いが続いています。
レーンECB専務理事兼主席エコノミストの発言がECBメンバーと同様に火消し発言が出てくるようであればユーロの上値を重くするのではないかと思います。
逆にラガルドECB総裁の記者会見のようにタカ派な発言が出てくるようであればユーロの上昇が再開するのではないかと注目しています。
その他にも、英中銀にベイリーBOE総裁や豪中銀のロウRBA総裁の発言なども予定されています。
英中銀は追加利上げの回数やQT(資産縮小)について注目。
豪中銀は利上げ開始時期について注目を集めています。
それぞれから、どのような発言が出てくるかにも注目です。
3)リスク要因
ウクライナ情勢に関する情報が日々更新されています。
昨日はウクライナが高高度防衛ミサイル(THAAD)を要請したとロシアが報道し、ロシアはこれは挑発だと緊張感を高めています。
また、ロシアはベラルーシとの合同軍事演習を10日から始める予定で、武力衝突の可能性も高くなってきています。
マーケットの注目を集めているだけに、経済制裁や武力衝突など一線を越えた報道が出てきた場合には大きくリスクオフが進む可能性があるので注意しておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
2月10日(木曜日)
21:00 EUR デギントスECB副総裁発言
21:30 EUR ビルロワ・フランス中銀総裁発言
22:15 EUR レーンECB専務理事兼主席エコノミスト発言
22:30 USD 米CPI(消費者物価指数)・失業保険申請件数
2月11日(金曜日)
東京市場休場(建国記念日)
03:00 USD 米30年債入札
05:15 GBP ベイリーBOE総裁発言
07:30 AUD ロウRBA総裁発言
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