2023年8月10日
注目のCPI(消費者物価指数)発表! 「8月10日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日も重要指標がなく、本日のCPI(消費者物価指数)発表を控えて様子見ムードが強く小動きな展開が続きました。
ドル円はジリジリと上昇し、144円手前まで上昇してきています。
本日は注目のCPI(消費者物価指数)発表です。
夏枯れ相場とはいえ、ここ2日の動きを見る限りマーケットはCPI(消費者物価指数)の発表を待っているように感じます。
CPI(消費者物価指数)の結果次第では大きく動き、トレンドに繋がる可能性もあるのではないかと注目しています。
目次
◎本日の注目点
1)経済指標
米CPI(消費者物価指数)
米国の物価高は低下してきており、FRBによる利上げ終了も間近ではないかと注目されています。
先週発表された雇用統計では強弱入り混じる結果となっており、9月FOMC利上げの判断材料としてCPI(消費者物価指数)に注目が集まっています。
CPI(消費者物価指数)の結果が市場予想よりも低下して物価低下が確認された場合は、9月FOMCでの利上げは見送り、年内の利上げ期待も後退するのではないかと思います。
FRBの利上げサイクルの終了が意識されるとドル売りが加速するのではないかと思います。
CPI(消費者物価指数)の結果に注目です。
2)円売り・介入警戒
日銀はYCC(イールドカーブ・コントロール)の修正したことで金融正常化の第1歩ではないかとみられましたが、先週の日銀は臨時国債買い入れを告知するなど緩和姿勢を強調しています。
マーケットも日銀の緩和姿勢から円売りが継続されています。
日銀による国債買い入れオペが継続されるのか、円売りが進むのかに注目です。
また、このまま円売りが進んだ場合は円買い介入が警戒されます。
145円が近付いた時にどのような発言が出てくるのか、口先介入のレベルには注意しておきたいと思います。
3)季節要因
7月末の金融政策発表ラッシュを終えて、欧米は夏休みムードが強くなっています。
取引量が低下し小動きな値動きになり、何かのきっかけで急に大きな値動きになることがあります。
フラッシュクラッシュなどには注意しておきたいと思います。
また、週末は日本もお盆前でポジション調整やレパトリなど、実需の動きにも注意しておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
8月10日(木曜日)
21:30 USD 米CPI(消費者物価指数)、失業保険申請件数
8月11日(金曜日)
00:00 USD デイリー・サンフランシスコ連銀総裁発言
02:00 USD 米30年債入札
03:00 USD 米月次財政収支
04:00 MXN メキシコ政策金利発表
04:00 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁発言
05:15 USD ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁発言