2021年7月22日
注目のECB理事会はハト派な内容になるか!? 「7月22日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
コロナ感染再拡大の懸念からリスクオフが進んでいましたが、昨日はリスクオフが後退し株価は上昇。
資源国通貨は上昇し、円は大きく売られました。
ただ、リスクオフの後退が一時的なのか、それともリスクオフは終了しリスクオンの流れに転換するのか注意しておきたいと思います。
本日は今週一番注目度の高い、ECB理事会が予定されています。
ただ、日本は4連休スタートで祝日休場、米国はFOMCを控えて要人発言が出てこないことから動きづらい可能性があります。
欧州時間のECB理事会でしっかりチャンスを掴みたいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)ECB理事会
注目度:かなり高い
織込み度:ハト派な結果をやや織込み始めてる
バイアス:ユーロ安
先日の特別理事会で2年ぶりの物価目標の枠組み変更が発表され、「中期的なインフレの上昇率が2%に限りなく近いが、2%をやや下回るレベル」から「中期的なインフレ目標を、2%と設定」に変更。
インフレ目標を引き上げたことで今までよりもハト派色が強くなりました。
また、フォワードガイダンスについては、本日の理事会で協議するとの発言も出てきていることから、今回のECB理事会に注目が集まっている。
本日の理事会で、インフレ目標の枠組み変更に伴いフォワードガイダンスの変更が発表され、ハト派な内容に変更された場合はユーロ安が進む可能性があるので注意しておきたいと思います。
またタカ派に振れる可能性として懸念されているのが、欧州での住宅価格高騰です。
世界的に住宅価格高騰が懸念されており、欧州でも住宅価格が高騰しています。
今後、ECB理事会で住宅価格の高騰をインフレ目標に加えるといった内容になった場合、イッキにインフレ目標に近づく可能性があり、引き締め方向に動く可能性が出てきます。
住宅価格に関する内容が出てくるかにも注意しておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
7月22日(木曜日)
東京休場(海の日)
17:30 GBP ブロードベントBOE副総裁発言
20:45 EUR ECB理事会・政策金利・声明文発表
21:30 EUR ラガルドECB総裁記者会見
21:30 USD 米新規失業保険申請件数
23:00 USD 米中古住宅販売戸数
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