注目のFOMC発表! 「1月26日の注目点とイベントスケジュール」

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2022年1月26日

注目のFOMC発表! 「1月26日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

昨日も米国株式市場は大荒れ、ダウ平均は一時800ドル超下落したかと思えば反転上昇しプラス圏に浮上。

その後は上値を重くして66ドル安で取引を終了しています。

取引要因としてはウクライナ情勢によるリスクオフ、アメリカン・エキスプレスなど企業決算が予想を上回ったことで買い戻しに繋がっています。

 

本日は注目されているFOMCや、カナダ中銀金融政策発表などが予定されています。

それまでは重要指標もなく、様子見の展開になりそうな気がしています。

目次

◎本日の注目点

 

1)金融政策

 

FOMC

注目度:かなり高い

織り込み度:据え置き8∼9割

バイアス:特になし

 

ポイント:年内の利上げ回数・バランスシートの縮小について

 

本日のFOMCはかなり注目されています。

米国は物価上昇がかなりのペースで進んでおり、バイデン大統領やイエレン財務長官などは物価上昇の責任をFRBに押し付けています。

なのでFRBは何としても物価上昇を抑えなければいけない状況で、かなりの政策を進めるのではないかと注目を集めています。

 

本日のFOMCで据え置きが発表された場合は、声明文や記者会見から3月以降の利上げ回数やペース、バランスシートの縮小時期・ペースのヒント探しがポイントとなるのではないかと注目しています。

 

本日のFOMCは据え置きが予想されているが、一部では0.25%の利上げが噂され、利上げが発表されればかなりのサプライズです。

ただ年内利上げ回数については、年6~8回(150~200bps)の利上げがあるのではないかとの見通しもあり、年8回となると年内のすべてのFOMCで利上げするか、もしくは0.5%(50bps)づつ利上げすることになるののではないかと注目を集めています。

現在は年4回(100bps)を織り込んでいる為、利上げ回数の上乗せが見えてきた場合は金利上昇・ドル買いが進むのではないかと注目しています。

 

また、本日のFOMCでもう一つ注目されているのが、バランスシートの縮小時期・ペースについてです。

現在は年後半のバランスシートの縮小スタートを織り込んでいますが、前倒し(年半ば)されるようであれば株式市場に大きな影響が出るのではないかと注目しています。

 

FOMC・記者会見の後、株価と金利がどのように動くのかに注目しておきたいと思います。

 

 

 

カナダ

注目度:高い

織り込み度:利上げ1∼2割

バイアス:加ドル買い

 

ポイント:利上げスタートの時期

 

カナダは先日発表された物価指標で約30年ぶりの高い水準が発表され、イッキに利上げ期待が高まっています。

しかも主要産業である原油価格は上昇しており、さらに物価上昇の懸念もあることから、1月利上げの可能性が少し出ています。
カナダ中銀はサプライズが多いことから、利上げの可能性はあるのではないかと注目しています。

 

本日利上げが発表されなかった場合は、声明文や記者会見から3月利上げのヒントが出てくるのかに注目です。

 

 

 

2)リスク要因

 

ウクライナを巡る情勢は緊迫感が高まっています。

ロシアは強硬姿勢をとっており、欧米との対話も平行線をたどっており、いつ制裁などの具体的な対立に発展するのか注目です。

ロシアはウクライナ国境付近に軍を展開、ロシアからのスパイがウクライナ側に入っておりスパイが攻撃のキッカケを作ろうとしていると米国は主張しており、「ロシアがウクライナに対していつ攻撃をするか分からない」と米政府高官が発言し、「米政府がウクライナ駐留外交官の家族に対して国外退去を検討」しているとの報道も出てきています。

軍事衝突や制裁合戦などに発展した場合は大きくリスクオフに傾く可能性があるので要注意です。

 

現在はウクライナリスクの高まりはユーロの重しとなっています。

ウクライナを巡り緊迫した状況でロシアは先日、中国とイランと合同で軍事演習を行っております。

ロシア・中国・イランなどの独裁国家?共産主義?と欧米英の対立とった場合は世界的リスクオフが進む可能性があるので、それぞれの国の動きにも注目しておきたいと思います。

 

 

 

3)NZ四半期CPI(消費者物価指数)

 

ニュージーランドはすでに利上げを始めています。

昨日発表された豪州の四半期CPI(消費者物価指数)は予想を上回る物価上昇となっていることから、NZ四半期CPI(消費者物価指数)も予想を上回る物価上昇になるのではないかと注目しています。

物価上昇が進んでいる場合、追加利上げの可能性に繋がり、NZドル買いの可能性が高くなるのではないかと思います。

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

1月26日(水曜日)

 

08:50 JPY 日銀金融政策決定会合における主な意見

 

 

1月27日(木曜日)

 

00:00 CAD カナダ中銀金融政策・声明文発表

01:00 CAD マックレムBOC総裁記者会見

01:00 USD 原油在庫量

04:00 USD FOMC政策金利・声明文発表

04:30 USD パウエルFRB議長記者会見

06:45 NZD NZ四半期CPI(消費者物価指数)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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