2022年7月27日
注目のFOMC発表! 「7月27日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
一昨日、ロシア国営ガスプロムが欧州向けのガス供給を20%に減らすの見解を示したことで、欧州のガス供給不安が高まりました。
昨日、EU加盟国は冬のガス使用量を15%削減することで政治合意。
欧州の天然ガス価格の指標とされるオランダTTF天然ガス先物
ガス供給不安はリスクオフ要因となり、フランやドル・円買いに繋がり、ユーロは大きく下落しました。
本日は注目のFOMCの発表が控えています。
FOMCまでは様子見ムードとなるのではないかと思っています。
目次
◎本日の注目点
1)FOMC
注目度:かなり高い
織り込み度:0.75%利上げを8∼9割、1.00%利上げを1∼2割織り込み済み
バイアス:ドル高一服
ポイント:利上げ幅と今後の利上げ見通し
市場では一時1.00%利上げの可能性が高まりましたが、現在では0.75%利上げの可能性が高くなっています。
利上げの可能性に合わせてドル買いも一服し、一時「108.3」を超えていたドルインデックスも「106.62」まで下がる場面もありました。
今回のFOMCで0.75%利上げだった場合で、声明文がハト派だった場合はドル売りで反応するのではないかと考えています。
ただ、タカ派だった場合は再度ドル買いが進み、ドルインデックス108.3の高値更新を目指す動きになるのではないかと考えています。
今回の利上げが1.00%だった場合は再度ドル買いトレンドに戻る可能性を考えています。
また、声明文がタカ派だった場合は今回の発表でドルインデックスの高値更新の可能性もあるのではないかと注目しています。
2)経済指標
豪四半期CPI(消費者物価指数)
RBAは7月の理事会で現在の金利は低いと判断、要人発言からも利上げペースの維持もしくは加速の可能性が出てきています。
利上げペースの加速に繋がる可能性の1つとして、物価だがあります。
今週発表のCPI(消費者物価指数)が予想以上の結果だった場合、物価上昇を抑える為に利上げペースを加速させ、金利が上昇し、豪ドル買いが出てくるのではないかと注目しています。
3)リスク要因
昨日、ロシアからのガス供給不安からユーロは下落し、フランは買われ、リスクオフに傾いています。
ロシアからのガス供給懸念によるユーロ安などが継続するのか注目。
また、FOMCによる利上げで株価にどこまで影響するのかにも注目です。
株価下落によるリスクオフが進まないかにも注意しておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
7月27日(水曜日)
10:30 AUD 豪四半期CPI(消費者物価指数)
21:30 USD 米耐久財受注
23:00 USD 中古住宅販売保留
23:30 USD 原油在庫量
7月28日(木曜日)
03:00 USD FOMC政策金利・声明文発表
03:30 USD パウエルFRB議長記者会見
10:30 AUD 豪小売売上高