2021年9月14日
注目指標の米CPI(消費者物価指数)発表! 「9月14日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は重要指標もなく、大きなイベントもなかったことで、材料難の1日でした。
マーケットは株価上昇などからリスクオンが進み、安全通貨であるフランが大きく売られ、資源国通貨が買われる展開となりました。
SNB(スイス国立銀行)の副総裁がマイナス金利について、まだまだ必要と発言したことでフランが売られやすかったと思われます。
本日は英国と米国で重要指標が発表されるので、発表時の値動きに注目したいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)米CPI(消費者物価指数)
前月比:+0.4%(7月:+0.5%)
前年比:+5.3%(7月:+5.4%)
年内テーパリングのシナリオが変化するのか物価指標であるCPI(消費者物価指数)に注目が集まっています。
ポイントは予想に対しての結果と、前月の結果に対しての結果がどのようになったかの2点に注目しています。
物価上昇が一時的というのかFRBの見方なので、予想通りもしくは予想を下回り前月よりも物価上昇が低下していれば、FRBの見方通り物価上昇は一時的ということが証明された形となり、テーパリングの先送りが浮上してくる可能性が出てくるのではないかと注目しています。
逆に予想を上回り、前月比よりも物価上昇するようであれば、テーパリングの前倒しの可能性が高まるのではないかと注目しています。
発表後の金利の動き、米ドルの動きに注目したいと思います。
発表結果に対して素直に値動きがついてくるのかにも気をつけています。
発表内容と値動きが逆に動くような場合は、米ドルにバイアスがかかっているのではないかと、バイアス確認しておきたいと思います。
2)英雇用統計
雇用者数:17.8万人
失業率:4.6%(前月:4.7%)
平均所得:8.2%
本日は雇用者数や失業率も重要ですが、平均所得にも注目しています。
明日、英国では物価指標であるCPI(消費者物価指数)の発表が予定されていますが、物価上昇よりも本日発表の所得のほうが上回っていれば、経済的に問題ないのではないかと注目しています。
また、失業率や雇用者数の結果が予想を上回るものであれば、引き締め期待に繋がり、利上げの可能性に繋がるのではないかと注目しています。
こちらも米CPI(消費者物価指数)同様に結果と値動きにも注目しておきたいと思います。
3)リスク要因
本日ニューヨークで国連総会が開催されます。
国連ではアフガニスタン、タリバン政権に対して人権問題などが議題にあがるのではないかと思われています。
人権問題に触れた場合、中国にも波及するのではないかと注目。
国連の議論に対して中国やタリバンが反発して、報復行動に出てこないか注意しておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
9月14日(火曜日)
国連総会
10:30 AUD 豪住宅価格指数・NAB企業信頼感指数
11:45 AUD ロウRBA総裁発言
15:00 GBP 英雇用者数・失業率・平均所得
16:00 EUR スペインHICP(消費者物価指数)(改定値)
16:30 SEK スウェーデンCPI(消費者物価指数)
21:30 USD 米CPI(消費者物価指数)
9月15日(水曜日)
09:30 AUD Westpac消費者信頼感指数
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