無風通過の日銀金融政策決定会合 「6月18日の注目点とイベントスケジュール」

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2021年6月18日

無風通過の日銀金融政策決定会合 「6月18日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

昨日はFOMCが終了し、マーケットにボラティリティが戻ってきました。

早朝にはNZ四半期GDPが発表され、予想を上回る結果が出てきたことでNZドル買いが進みました。

午前に発表された豪雇用統計では失業率が5.1%と、コロナ前に近い水準まで改善してきています。

FOMCで米国のテーパリング期待が高まる中、昨日の指標結果を見るとNZや豪州のテーパリング期待も高まるのではないか、主要各国によるテーパリング合戦が始まるのではないかと注目しています。

 

本日は日銀金融政策決定会合が予定されていますが、いつも通り無風通過となりそうかなと思っています。

また、その他重要イベントも少ないことから、FOMCの結果を消化していきながら、週末のポジション調整の1日になるのではないかと思っています。

 

目次

◎本日の注目点

 

1)日銀金融政策決定会合

 

注目度:低い

織込み度:据え置き織り込み済み

バイアス:円安がやや強め

 

本日の日銀金融政策決定会合では据え置きが予想されています。

日銀金融政策決定会合は据え置き、現状維持が織り込まれているため注目度が低く、無風通過になると思われます。

 

ただ、気になるポイントとして、国債買いやETF買いなど緩和政策について購入ペースが減ってきていることです。

ETFに関しては、4月22日以降の購入がありません。

密かに、実質的に、水面下でテーパリングが進んでいるのではないか注目しています。

この点について、記者会見で質疑応答が出てきて、黒田日銀総裁がどのように答えるのか注目です。

 

 

 

2)米金利とドルインデックス

 

昨日のFOMCでタカ派な内容が発表されたことで米金利は上昇するかと思われましたが、昨日の米金利は低下。

米10年債利回りは1.6%手前から1.47%まで下落しました。

 

ただ、米金利は低下しましたが米ドル買いは進み、米金利と米ドルの相関が崩れています。

これまで相関性が高かった米金利と米ドルの相関が崩れるのか、それとも昨日は調整で一時的な動きだったのか注目。

米金利とドルインデックスの動きに注目しておきたいと思います。

 

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

6月18日(金曜日)

 

12時前後 JPY 日銀金融政策決定会合

15:00 GBP 英小売売上高

15:30 JPY 黒田日銀総裁記者会見

17:00 EUR ユーロ圏経常収支

21:30 CAD カナダ新築住宅価格指数

 

 

6月19日(土曜日)

 

02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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