目が離せない英国と欧州! ~3月25日の注目点とイベントスケジュール~

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2019年3月25日

目が離せない英国と欧州! ~3月25日の注目点とイベントスケジュール~

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

先週末に驚きの数字が出た、欧州各国のPMIが要因で、世界的株安・リスクオフとなりました。 ユーロは大きく下落して、円・フラン・米ドルが買われました。

 

また、EUサミットでは4月12日まで離脱期限は延期されましたが、合意なき離脱の可能性も少しづつ可能性が出てきています。 毎週・毎日のように言っている気がしますが、今週がヤマ場になりそうです。 また、離脱案や合意なき離脱だけではなく、メイ首相に対し保守党内からクーデター(メイ首相の在籍する政党から不信任案)が起きています。 今更、首相が変わってもどうするの!? と思うのですが・・・

 

それ以外にも、離脱の撤回・リスボン条約50条の撤回(EUに残留を希望)する署名が続々と集まっています。 現在の署名数は500万人を超えているとも言われ、週末には100万人規模のデモも起きているといわれています。

 

目次

◎本日の注目点

 

 

1)英国議会とメイ政権

 

英国議会では、3度目の離脱案採決に向けて、修正案の審議に入ると思われます。

 

①修正案でメイ首相の離脱案は可決できそうか!?

②合意なき離脱を再度求めるのか!?

③議会HPに署名が集まっている議題(離脱の撤回)の扱いは!?

④メイ首相の不信任案!?

 

議会で注目されているのは、上記の通りです。

 

 

2)リスクオフの継続

 

先週末の欧州経済指標の結果から、一気にリスクオフに傾きました。 本日もリスクオフの流れを引き継ぐのか!? それとも、リスクは限定的と一旦の落ち着きを取り戻すのか!? 注目です。

 

注目すべきはドイツ企業景況感指数と、日・米・独の10年債利回り、米長短利回りです。 10年利回りの上昇や、米逆イールドが解消されてくれば、リスクオフの流れは落ち着いてくると思われます。

 

 

 

3)季節要因

 

今週は年度末の週となります。 年度末で考えられるのは、決算のためのレパトリも本日で、落ち着くのではないかと思っています。 年金・生保・損保・銀行など外債や外国株などの利益確定のため、利益を国内に持ち込むため円買いがあったと思います。 レパトリが落ち着けば、新年度の投資のためにドルを準備するのではないかと思います。

 

また、本日は25日で五十日です。 上記の動きが仲値などに集まることも予想されます。 注目しておきたいと思います。

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

3月25日(月曜日)

 

10:45 USD エバンス・シカゴ連銀総裁発言

18:00 EUR ドイツIfo企業景況感指数

18:15 EUR コスタ・ポルトガル中銀総裁発言

18:30 EUR クーレECB理事発言

19:00 USD ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁発言

 

3月26日(火曜日)

 

05:30 AUD エリスRBA総裁補佐発言

06:45 NZD NZ貿易収支

08:50 JPY 日銀金融政策決定会合における主な意見(3月14・15日分)

09:30 USD ローゼングレン・ボストン連銀総裁発言

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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