米・カナダ雇用統計に注目! 「1月10日の注目点とイベントスケジュール」

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2025年1月10日

米・カナダ雇用統計に注目! 「1月10日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

昨日はカーター元米大統領の国葬で米株式市場が休場、米債券市場が短縮取引となったため市場参加者が減少したうえ、明日に雇用統計を控えていることから様子見ムードの強い1日となりました。

 

本日は米雇用統計が予定されています。

雇用統計の結果でドル買いが進んだ場合は介入警戒にも注意しておきたいと思います。

目次

◎本日の注目点

 

 

1)経済指標

 

NFP雇用統計・失業率・平均時給

注目の雇用統計で特に注目したいのは失業率で、どこまで悪化しているのか注目です。

また、サービス業が好調の中、賃金インフレが進む可能性があるのか平均時給にも注目したいと思います。

平均時給が上昇傾向になるようであれば賃金インフレに繋がり、米国の物価高止まりに繋がり、利下げ期待後退に繋がるのではないかと思います。

雇用者数は市場予想と比べて±5万人以上の乖離が出るのか、10万人を割り込むのか、20万人を超えるのかに注目しておきたいと思います。

 

 

 

カナダ雇用統計・失業率

カナダ中銀は利下げ終了が近付いているのではないかと注目されています。

雇用統計の結果が弱ければ追加利下げ期待が高まり、強い結果が出てくれば利下げ終了が本格的に意識されるようになるのではないかと思います。

失業率がどこまで悪化しているのか注目しておきたいと思います。

 

 

 

2)リスク要因

 

トランプリスク

今月20日に大統領就任が決まっているトランプ次期大統領の発言に注目が集まっています。

特に関税に関する発言や移民に関する発言、その他外交日程などに注目が集まっています。

トランプ次期大統領の発言で株価や金利に影響が出る可能性があります。

また、各国中銀(特に日銀)はトランプ政権次第で金融政策に影響すると考えているのではないかと思います。

トランプ政権に関する中銀関係者の発言にも注目したいと思います。

 

 

 

円安・介入警戒

ドル円は一時158円付近まで進み、財務官や財務相から円安けん制発言が出てきています。

158円を超えて160円が近付くと口先介入や実弾介入が警戒されます。

特に今週は取引量が低下しているため、口先介入や実弾介入は大きく効果が出るのではないかと思います。

口先介入のレベル感に注目しておきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

1月10日(金曜日)

 

22:30 USD NFP雇用統計・失業率・平均時給

22:30 CAD カナダ雇用統計・失業率

 

 

1月11日(土曜日)

 

00:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)・期待インフレ率

03:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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