2019年9月3日
米中協議はどうなる!? 英国議会はどうなる!? ~9月3日の注目点とイベントスケジュール~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日はレイバーデーということで、夜は様子見ムードでした。
ただ、ポンドは英国議会開催に向けて慌ただしくなってきました。 ジョンソン首相は、造反議員に対し除名処分もあり得ると圧力をかけています。 何としても休会に持ち込み、10月31日で離脱したい模様です。 合意なき離脱の可能性が高くなり、ポンドが大きく売られました。
目次
◎本日の注目点
1)米中貿易戦争
トランプ大統領は、中国とうまくいっているというツイートをしていましたが、中国からの反発が出てきました。
9月1日の対中関税についてWTOに提訴、9月の通商協議も不透明になってきました。
今のところ、リスクオフに傾いているようには見えませんが、通商協議が中止や延期になったり、トランプ大統領から口撃ツイートが出てきたりすると、再度リスクオフに傾くと思われます。 ヘッドラインやツイートに要注意です。
2)RBA政策金利
本日は、RBA(豪中銀)で政策金利が発表されます。 今回は、据え置きが予想されています。 利下げ確率は10%くらいなので、もし利下げとなればサプライズで大きく豪ドル売りになると思われます。
また、注目は声明文です。 年内、あと何回利下げするのか!? 利下げのペースは!? 利下げ判断の材料は!? 景気の見通しは!? この辺りに注目です。
あと、もう1~2回の利下げはあると思っていますが、ペースが早ければ豪ドル売りにつながると思っています。
3)英国議会
本日より、英国議会が開催されます。 10月14日までの休会が予想されていることから、休会に入る前に不信任案や合意なき離脱阻止の議案を提出しようと、野党や与党の一部議員が動いているようです。
昨日、ジョンソン首相は、造反議員にに除名圧力をかけて休会に持ち込もうとしています。 もしジョンソン首相が英国のトランプの異名通りなら、さらに対応策を出してくる可能性もあります。
不信任案や合意なき離脱阻止の議案提出、解散総選挙など、英国議会の動向に要注目です。
4)その他リスク
・香港デモ
・日韓関係
・印パ、カシミール問題
・人民元安、韓国ウォン安
・アルゼンチン債務不履行(デフォルト)懸念
◎本日のイベントスケジュール
9月3日(火曜日)
10:30 AUD 小売売上高
13:30 AUD RBA政策金利・声明文発表
15:30 CHF スイスCPI(消費者物価指数)
17:30 GBP 英建設業PMI
22:45 USD 米製造業PMI
23:00 USD ISM製造業景況指数
9月4日(水曜日)
06:00 USD ローゼングレン・ボストン連銀総裁発言
09:50 JPY 黒田日銀総裁発言