2019年12月13日
米中協議は合意!? 英国総選挙は保守党勝利!? 材料消化を確認する1日! 「12月13日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は米中協議合意間近という報道と、追加関税延期や既存の関税引き下げ検討などの報道でドル円は急騰しました。
あとはトランプ大統領のサイン待ちの状況ですが、ホントにサインまでいけるのか心配です。
また、対中追加関税第4弾を延期したうえに、今まで課税してきた関税3500憶ドル分まで引き下げとなると、米国側が大幅に譲歩した形に見えます。
まだ、米中協議すべてで合意したわけではなく、知的財産権など交渉を続けていかなくてはいけないなかで、駆け引き材料が少なくなるのではないかと思われます。
これを考えると、上記の報道通りにトランプ大統領がサインするのだろうかと不安になっています。
ECB理事会では、ラガルドECB総裁誕生後初めての理事会と記者会見で、内容は想定よりもハト派ではありませんでした。
ラガルドECB総裁は理事会の改革も考えているようです。
英国総選挙では投票締め切りに向けて、ジリジリポンドが買われる状況、投票終了・出口調査発表されると保守党が勝利見えてきてポンドは大きく窓を開けて急騰しています。
目次
◎本日の注目点
1)英中協議
米中協議第1弾合意間近、追加関税第4弾の延期、既存の3500億ドルに対する関税引き下げを検討などと伝わるとリスクオンに傾いています。
合意という話は以前にも出てきましたが、署名作業待ちということで今まで引っ張ってきました。
今回も、合意という話が先に出てきていますが、トランプ大統領のサインまでたどり着くか注目しています。
また、サインまでたどり着いたとして、その影響がどこまで出てくるのか、今後の方向性が出てくるのかも注目したいと思っています。
2)英国総選挙
投票が終了し、出口調査が発表されると事前予想を上回り保守党の大幅勝利が予想されました。
これから昼過ぎにかけて開票速報が出てきて昼過ぎには大勢が判明していると思われます。
最終的にすべての開票作業が終わるのは夜になると思われます。
ここからの注目点は、保守党がこのまま勝利となり絶対的過半数を獲得するとなると、経済や金融政策に注目点が移ってくるのではないかと思います。
保守党が勝利すれば、ボリス・ジョンソン首相がEUとの間でまとめた合意案を議会で承認し、1月末で離脱となると思われます。
離脱に関することで、振り回されることがなくなれば、金融政策で相場が動く状況が戻ってくるのではないかと思っています。
欧州、NYの選挙後の動きをしっかりと様子見たいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
12月13日(金曜日)
英国総選挙開票
17:00 EUR スペインHICP(消費者物価指数)
17:00 EUR デギントスECB副総裁発言
17:30 EUR ビルロワ・フランス中銀総裁発言
22:30 USD 米小売売上高
12月14日(土曜日)
01:00 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言
03:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント