2019年8月27日
米中貿易戦争はにらみ合いか!? 殴り合いか!? ~8月27日の注目点とイベントスケジュール~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は、リスクオフからクロス円が下落。 ドル円は一時104.50円割れ、トルコリラ円は数分で2円以上下落し16円割れしました。 株価も暴落しています。
これにビビったのか、トランプ大統領は火消し発言、関税に関し軟化した発言が出てきました。 中国サイドも、一定の反発発言とともに協議継続発言も出て気ました。
この火消し・軟化発言で株価は上昇、クロス円は先週末と昨日の下落分を全て戻しています。 米国・中国の2国間の発言やツイートに振り回される相場になっています。 また、ボラティリティも高く、ドル円でも1~2円動く展開となっています。
目次
◎本日の注目点
1)米中貿易戦争
昨日もトランプ大統領と中国の発言・ツイートでマーケットは大荒れとなりました。 本日もトランプ大統領と中国の発言・ツイート・ヘッドラインには要注意です。 中国は、欧州時間に発言が出てきているように感じます。 トランプ大統領は、適宜反発ツイートは出るものの、重要な内容は薄商いの時にツイートしている感じもあります。
本日は、株価も落ち着いたこともあり、再度中国に牽制発言やツイートが出てくる可能性があります。 要注意です。
2)ユーロ圏リスク
昨日発表のドイツ景況感が弱い結果となっています。 本日もドイツやフランスの指標発表があります。 予想自体が低めの予想なので、予想以上の弱さが見えてくるとユーロの下押し圧力になると思います。 また、経済指標だけでなく、イタリア政権問題やBrexitに関する懸念もあります。 ともにヘッドラインには要注意です。
本日は、デギントスECB副総裁の発言が予定されています。 9月利下げが予想されているECBですが、同時に緩和政策もあるのではないか!? 大幅利下げになるのではないか!? など噂されています。 どこまで緩和するのか要人発言に要注目です。
3)その他リスク
・イラン制裁
・香港デモ
・人民元安
・英国バックストップ案代替案
・トルコ政権批判
・ロシアICBM実験
・アルゼンチン政権と通貨危機
・日韓関係と韓国ウォン安
◎本日のイベントスケジュール
8月27日(火曜日)
11:00 AUD デベルRBA総裁補佐発言
15:00 EUR ドイツGDP
15:45 EUR フランス企業・消費者信頼感指数
21:00 EUR デギントスECB副総裁発言
21:00 GBP テンレイロBOE外部理事発言
23:00 USD 消費者信頼感指数
8月28日(水曜日)
02:00 USD 2年債入札