2019年8月28日
米中貿易戦争以外にも、英国・イタリア政権問題が浮上! ~8月28日の注目点とイベントスケジュール~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日も、米中貿易戦争に関する発言やヘッドラインが相場を動かす展開となっています。 リスクオフが進みすぎると緩和的な発言が出てきて、マーケットが落ち着いてくると批判的な発言が出てくるというパターンのような気がします。 本日も同様なパターンで牽制しあう状況が続くのかなぁ…..と思います。
また、米中貿易戦争の影に隠れていますが、英国でボリス・ジョンソン英首相降ろしの動きが進んでいるようです。 合意なき離脱を進めるジョンソン首相を降ろすこと、また、合意なき離脱回避の法案成立させることを目的に野党が結束しているようです。 これにより合意なき離脱の可能性後退でポンドが堅調となっています。
目次
◎本日の注目点
1)米中貿易戦争
先週から引き続き、米中貿易戦争に関する発言やヘッドラインがマーケットを動かしています。 本日も同様に、発言・ツイート・ヘッドラインで動く可能性が高いと思われます。
今週末、9月1日(日曜日)から関税がスタートします。 本当に関税がスタートするのか!? 影響が大きいと延期や撤回するのか!? 報復合戦が泥沼化して、さらなる報復措置が出てくるのか!? 注目です。
2)英国政権
ボリス・ジョンソン英首相が合意なき離脱を推し進めようとしていることから、野党が協力してジョンソン首相おろし、不信任案を計画しているという情報が出てきています。 また、不信任案以外でも、合意なき離脱を阻止するような法案の提出なども計画しているようです。
ただ、どこまで出来るのか!? 不信任案は提出出来るのか!? 法案を提出するために議会を開くことが出来るのか!? 注目です。
3)イタリア政権問題
コンテ首相が辞任、「五つ星」と「同盟」が連立解消したことで政権不安が出ています。 早急に連立政権樹立を目指していますが、難しいのではないかという情報が出ています。
連立政権樹立となれば、一旦は落ち着くかと思います。 ただ、連立政権樹立が出来なかった場合は、総選挙の可能性が高くなります。 総選挙になれば、「同盟」が議席数を大幅に伸ばすのではないかと言われています。 「同盟」は欧州懐疑派と言われているため、欧州リスクに繋がります。
近日中には、連立政権樹立なのか、総選挙なのか、暫定政権になるのかが発表されると思います。 これによりユーロは影響を受けると思われますので要注意です。
◎本日のイベントスケジュール
8月28日(水曜日)
15:00 EUR ドイツGfk消費者信頼感指数
18:40 EUR ドイツ10年債入札
23:30 USD 原油在庫量
8月29日(木曜日)
01:20 USD バーキン・リッチモンド連銀総裁発言
02:00 USD 5年債入札
06:30 USD デイリー・サンフランシスコ連銀総裁発言
10:00 NZD NBNZ企業景況感指数
10:30 JPY 鈴木日銀審議員発言