2020年7月23日
米中関係のリスク要因は外交問題に発展! 「7月23日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日はコロナ復興基金の成立の流れが継続しユーロは買われ、リスクオン相場からオセアニア通貨は堅調に推移していました。
本日から、東京市場は4連休に入るため閑散相場が予想されます。
このような閑散とした相場は、クラッシュに要注意。
閑散とした相場はフラッシュクラッシュが起きやすく、特にリスクオン相場で楽観的になっているときほど狙われやすいことから、リスクオフ要因に繋がるヘッドラインには要注意です。
目次
◎本日の注目点
1)米中関係
昨日、米国はヒューストンの中国領事館閉鎖を命じ、中国は報復として武漢の米国領事館を閉鎖を検討するなど、米中関係は外交問題に発展しています。
また、米海軍はミニッツとロナルド・レーガンという空母2隻を南シナ海に展開しており、領有権を巡り中国との衝突が懸念されています。
マーケットがリスクオンに傾いていることから、米中関係の悪化がリスクオフ要因となりマーケットの転換点にならないか注目しています。
2)欧州景況感
本日はドイツのGfk消費者信頼感やフランス企業信頼感など、この先の景気を予測する経済指標が発表されます。
コロナ不況から回復中のため、今までの経済データよりも、この先の経済見通しのほうが注目度が高くなっています。
ユーロはコロナ復興基金の成立で買われやすい状況にあります。
そのため、弱い景況感が出てきても反応しにくいと思われますが、強い景況感が出てくるとユーロ買いの追い風となることが予測されます。
今日明日の、欧州の景況感指標は要注目です。
3)トルコ政策金利
本日のトルコ政策金利発表は据え置きが予想されています。
ただ、トルコもコロナの影響を大きく受けているため、利下げをする可能性は残っているんじゃないかと注目しています。
特に、エルドアン大統領は利下げ支持していることから、サプライズはあるのではないかと思っています。
また、サプライズ利下げがトルコリラ安に繋がり、リラ安ショックが起きないかのも注目です。
◎本日のイベントスケジュール
7月23日(木曜日)
東京市場休場(海の日)
10:30 AUD 豪NAB景況感指数
15:00 EUR ドイツGfk消費者信頼感指数
15:00 NOK ノルウェー失業率
15:45 EUR フランス企業信頼感指数
16:30 SEK スウェーデン失業率
18:00 EUR デギントスECB副総裁
20:00 TRY トルコ政策金利発表
20:00 GBP ハスケルBOE外部理事発言
21:30 USD 米新規失業保険申請件数
23:00 EUR ユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)
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