米労働省の年次改定に注目! 「8月21日の注目点とイベントスケジュール」

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2024年8月21日

米労働省の年次改定に注目! 「8月21日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

昨日は重要指標が少ない中で、「米労働省が21日に公表する年次改定で過去の雇用統計を下方修正するとの観測もくすぶる」との声が聞かれ、3月までの年間雇用者数の伸びが現在の推定から少なくとも60万人下方修正されると見込まれ、一部では「100万人規模の改定もあり得る」との指摘もあり米長期金利の指標となる米10年債利回りが3.80%台まで低下すると全般ドル売りが加速し、ドル円は一時145.20円まで値を下げました。

 

本日は注目の米労働省の年次改定が発表され、市場予想の60万人下方修正に対してどのような結果が出てくるのか注目しています。

年次改定の発表以外は、明日にジャクソンホール・シンポジウムを控えて様子見ムードが強くなるのではないかと思います。

目次

◎本日の注目点

 

1)リスク要因

 

現在のリスク要因として株価暴落、中東情勢、日米選挙、ウクライナ情勢が挙げられます。

 

本日は米国労働統計局が発表する年次改定で、雇用者数が下方修正されるのではないかと注目されています。

昨年は30万人下方修正されており、今年は最大で100万人の下方修正(ゴールドマン予想)となるのではないかとの噂もあります。

本当に100万人の下方修正された場合は、米国の底堅い経済が間違っていたと受け止められ株価は大きく下落するのではないかと思います。

 

また、再度日銀の追加利上げの噂も出てきています。

今週発表の日本CPI(消費者物価指数)が上振れするようなことがあれば、追加利上げの可能性が高まり、株価下落に繋がるのではないかと注目しています。

 

中東情勢はイランがイスラエルに対して報復攻撃をするのではないか、ウクライナ情勢はロシアが戦術核兵器で報復するのではないかと懸念されています。

 

日本は自民党総裁選、年内の衆院選がどのようになるのか注目されています。

自民党が議席を減らし過半数を獲得できない、政権交代となるとマーケットはリスクとして受け止めると考えています。

 

米国の大統領選挙はトランプとハリスが接戦となっており、どちらに傾くのか注目されています。

また、トランプが大統領になったらどうなる?

ハリスが大統領になったらどうなる?

と、次期大統領の米国政治にも注目が集まっています。

 

本日は経済指標が少なく、明日にジャクソンホール・シンポジウムを控えており、要人発言もしくはリスク要因でマーケットが動いていくのではないかと考えています。

 

 

 

2)要人発言

 

22日~24日の日程でマーケットが注目するジャクソンホール・シンポジウムが予定されています。

ジャクソンホール・シンポジウムはアメリカ・ワイオミング州にある避暑地で、毎年8月末にカンザスシティ連銀が主催で開催する中銀総裁・財務相・経済学者のシンポジウムです。

各国の中銀総裁や財務相が集まることから多くの発言が出てきます。

そのため金融政策に関する発言などが出てきてマーケットが大きく動くことがあります。

例年、欧米のマーケット参加者はジャクソンホール・シンポジウムから夏休みがあけて、マーケットに戻ってくることからトレンドが変わる可能性もあるので注意が必要です。

 

また、現在は各国中央銀行が政策変更を行っているタイミングで、追加の政策変更がどの程度の規模になるのか注目が集まっています。

FRBは年内3~4回の利下げ織り込みが進んでおり、9月FOMCの利下げ幅が0.5%になるのか0.25%になるのか注目されています。

 

ECBは9月に追加利下げを決定するのではないかと注目されています。

欧州の経済指標結果を受けて利下げに前向きな発言が出てくるのか、否定的な発言が出てくるのか注目です。

 

その他、カナダや英国も追加利下げがあるのか、注目しておきたいと思います。

 

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

8月21日(水曜日)

 

20:00 EUR パネッタECB専務理事発言

23:30 USD 原油在庫量

 

 

8月22日(木曜日)

 

02:00 USD 米20年債入札

03:00 USD FOMC議事要旨(7月31日分)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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