2020年12月2日
米国で追加の景気対策案が進むのか!? 「12月2日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は米追加景気対策案の期待感と追加緩和の期待感からドル売りが進み、ドルインデックスは下げ渋っていた「92」をブレイクしていきました。
月末のリバランスが終わり、12月相場に入って株価は上昇、追加景気対策案の期待も追い風となって株価上昇のスピードが加速しています。
ナスダックやS&P500は史上最高値を更新し、リスクオン相場が続いています。
気になるのは米金利が上昇しており、0.9%を超えてきていることです。
0.9%を超えて上昇するようであれば、金利を求めてドル買いが始まる可能性があるので、金利とドルの動きに注目したいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)経済対策案
米景気対策案に注目が集まっている。
昨日の米上院議会での議会証言で、ムニューシン財務長官とパウエルFRB議長は「追加の経済対策は景気
また、超党派の議員が9000億ドルを超える追加の新型コロナ救済法案を提案するなど、米景気対策案が出てきている。
この提案を議会が承認するのか、景気対策案に関する発言やヘッドラインに要注目、特に大規模対策案に反対している共和党のマコーネル上院院内総務の発言などには注目しておきたいと思います。
景気対策案が前向きに進むようであれば、本日も米株は最高値を更新する展開が続き、緩和政策が拡大期待から米ドル売りが加速するのではないかと思われます。
2)ADP雇用統計
コロナ感染拡大から外出規制などが出ている状況で、雇用が悪化しているのではないかと注目されています。
株価は堅調に推移しているように見えるが、足元ではコロナ感染が拡大し営業時間の制限や外出規制などが拡大しています。
また、倒産・閉店する企業や店舗も増えているようなので、雇用がどこまで回復しているのか、どこまで悪化しているのか注目です。
3)離脱協議
昨日に続き、本日も離脱協議に関する発言やヘッドラインでポンドやユーロが動く展開が予想されます。
今のところ、今週中に合意できるのではないかと期待されていますが、漁業権や補助金問題、司法権については解決の糸口が見えていないようです。
英国とEU双方とも合意を望んでいるが、犠牲は払いたくない。
お互い妥協できない状況が続いています。
今週合意の期待感が先行していますが、時間切れで合意なしの可能性も残っているだけに偏った見方は危険ではないかと注意しています。
◎本日のイベントスケジュール
12月2日(水曜日)
08:00 AUD ロウRBA総裁発言
09:30 AUD 豪四半期GDP(7~9月期)
15:30 NZD オアRBNZ総裁発言
16:30 CHF スイスCPI(消費者物価指数)
19:00 EUR ユーロ圏失業率
22:15 USD ADP雇用統計
12月3日(木曜日)
00:00 USD パウエルFRB議長、ムニューシン財務長官発言(下院議会で証言)
00:30 USD 原油在庫量
03:00 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言
03:00 GBP ハスケルBOE外部理事発言
04:00 USD ベージュブック(米地区連銀経済報告)
06:45 NZD NZ住宅建築許可件数
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