米国のインフレはピークアウト?PPI(生産者物価指数)に注目! 「5月12日の注目点とイベントスケジュール」

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2022年5月12日

米国のインフレはピークアウト?PPI(生産者物価指数)に注目! 「5月12日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

昨日は注目のCPI(消費者物価指数)が発表されました。

前回の数字よりも低い結果となったことで物価上昇はピークアウトしたのではないかとの見方もあるようですが、予想よりも高い数字が出てきたことで初動はドル買いが進みました。

ただ、高すぎる物価やFRBの引き締め政策によって米国の景気は悪化するのではないかとの見方も広がり、株価の重しとなっています。

 

本日はPPI(生産者物価指数)が発表されるので、米国の物価上昇がピークアウトしたのか確認する展開となるのではないかと注目しています。

目次

◎本日の注目点

 

1)経済指標

 

米PPI(生産者物価指数)

PPI(生産者物価指数)は製造過程の製品や原材料などの価格を指数化したものです。

原材料などの価格が上昇すれば、コスト増加に繋がり商品価格に転嫁され、結果的に物価上昇に繋がります。

PPI(生産者物価指数)が予想以上に上昇していれば、今後のCPI(消費者物価指数)上昇に繋がる可能性が高く、ドル買いに繋がるのではないかと注目されています。

 

 

英GDP

先週発表された英国のインフレーションレポートでは経済見通しが下方修正されポンド売りが進みました。

本日発表される1∼3月期のGDP速報値が予想を下回ると、見通しよりも景気後退が懸念され、引き締めが後退するのではないかとの懸念に繋がります。

今回は速報値なので予想と結果が大きく乖離する可能性があり、ポンド売りが大きく加速する可能性があるので注目です。

 

 

 

 

2)リスク要因

 

中国のロックダウン、欧米英のリセッション懸念などから株価の上値が重くなっています。

株価下落によるリスクオフには注意しておきたいと思います。

指標結果や要人発言から景気後退に繋がるような内容が出てくるとリセッション懸念が高まり株価下落に繋がるのではないかと思います。

また、中国でのロックダウンが拡大するような事があれば株価下落に繋がるのではないかと注目してます。

その他にロシアへの制裁や英国の政治不安、円安要因などにも注意しておきたいと思います。

 

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

5月12日(木曜日)

 

15:00 GBP 英1∼3月期GDP(速報値)

17:05 EUR デコス・スペイン中銀総裁発言

19:30 EUR マクルーフ・アイルランド中銀総裁発言

21:30 USD 米PPI(生産者物価指数)・失業保険申請件数

 

 

5月13日(金曜日)

 

00:35 CAD グラヴェルBOC副総裁発言

02:00 USD 米30年債入札

04:00 USD デイリー・サンフランシスコ連銀総裁発言

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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