2021年11月11日
米国はベテランズデーで取引量が低下か!? 「11月11日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は予想以上の物価上昇が見えた米CPI(消費者物価指数)の結果で、米金利は上昇しドル買いが大きく進みました。
一昨日までは米金利との相関が崩れて米ドルが上昇しにくい状況でしたが、昨日は一転ドル買いへと動きました。
米国の物価上昇率は31年ぶりの上昇率、1990年以来の高水準となっています。
これだけの物価上昇をFRBが放置するのか、利上げをするのではないかとの期待感が高まっています。
本日から米国は連休、債券市場は休場に入ります。
注目されている米金利が当てにならないので、方向感が難しくなるのではないかと気になります。
目次
◎本日の注目点
1)豪雇用統計
先日のRBAではYCC(イールドカーブ・コントロール)のターゲットを撤廃しましたが、声明文で利上げの時期までに「
ただ、本日の雇用統計の結果が良ければ、再度利上げ期待が高まるのではないかと注目しています。
ポイントは労働参加率で、どのくらいの人が仕事を求めているのかです。
豪州でもコロナ禍から仕事を求める人が減っており、求職者が少ないことから失業率が低下している状況です。
なので、労働参加率が回復したうえで、失業率が改善していれば利上げ期待に繋がるのではないかと予想しています。
2)英GDP速報値
本日の英GDPは7∼9月期です。
英国はコロナで行動規制・外出規制を実施していましたが、ワクチンの普及とともに段階的に規制を解除。
7月からは完全に規制を解除して、経済活動を再開しています。
今回は経済活動を再開してからのGDPなので、予想通りもしくは予想以上の結果が出てくるのかに注目が集まります。
また、先日の政策発表では、予想外の据え置きを発表しているので、本日のGDPが予想以上の結果が出てくれば利上げ期待に繋がるのではないかと考えています。
3)リスク要因
中国恒大集団の利払いが話題になっています。
昨日は一部報道で「経営危機に陥っている中国
ただ、利払いは次々と迫っていて、綱渡り状況が続いていて、いつデフォルト宣言が出てくるか注目です。
◎本日のイベントスケジュール
11月11日(木曜日)
米国債券市場休場(ベテランズデー)
09:30 AUD 豪雇用統計・失業率
16:00 GBP 英GDP(7~9月期)(速報値)
18:00 EUR マクルーフ・アイルランド中銀総裁発言
19:45 GBP マンBOE外部理事発言
11月12日(金曜日)
01:00 EUR シュナーベルECB専務理事発言
04:00 MXN メキシコ政策金利発表
05:00 EUR デコス・スペイン中銀総裁発言
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