2023年9月13日
米国CPI(消費者物価指数)に注目! 「9月13日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は米金利の上昇とともにドル円は反発上昇し147円台を回復しています。
ただ、本日のCPI(消費者物価指数)を控えて様子見ムードの強い1日となっています。
NYクローズ直前には、欧州中央銀
本日は今週最大の注目点、米国のCPI(消費者物価指数)が発表されます。
CPI(消費者物価指数)の結果でドル円が上昇した場合、口先介入発言が出てくることにも注意しておきたいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)経済指標
英GDP
英中銀は物価高から追加利上げが予想され、主要国の中で最も高い金利になるのではないかと予想されています。
それだけ利上げすると英国経済の後退が懸念されます。
今回発表のGDPが市場予想よりも弱い結果となると英中銀も利上げに消極的となり、スタグフレーションが懸念されます。
英中銀の利上げが消極的になるのか、GDPの結果に注目です。
米CPI(消費者物価指数)
米国の物価高は低下してきており、FRBによる利上げ終了も間近ではないかと注目されています。
9月FOMC利上げの判断材料としてCPI(消費者物価指数)に注目が集まっています。
CPI(消費者物価指数)の結果が市場予想よりも上昇していた場合は、年内もう一回の追加利上げ期待が高まるのではないかと思います。
追加利上げの期待が高まればドル買い、FRBの利上げサイクルの終了が意識されるとドル売りが加速するのではないかと思います。
CPI(消費者物価指数)の結果に注目です。
2)円安・介入警戒
円安が進み147円台後半まで上昇し、ドル円は上昇圧力が強くなっており、先週くらいから口先介入が出始めています。
神田財務官の発言でドル円が一時下落する場面も出てきており、マーケットも口先介入に対して注目し始めています。
先週末(NYマーケットクローズ前)には、読売新聞の独占インタビューとして植田日銀総裁の記事を配信。
「経済・物価が上振れした場合、いろいろな手段について選択肢はある」「マイナス金利の解除後も物価目標の達成が可能と判断すれば(解除を)やる」などと、金融正常化について触れるなどと口先介入とも取れる発言をしています。
再度円安が進みドル円が148円手前まで上昇した時に円安けん制発言、引き締め発言などが出てこないか発言に注意、発言のレベル感に注意しておきたいと思います。
以下、去年の口先介入時のものです。
◎本日のイベントスケジュール
9月13日(水曜日)
02:00 USD 米10年債入札
15:00 GBP 英GDP
21:30 USD 米CPI(消費者物価指数)
22:15 GBP ウッズBOE副総裁発言
23:30 USD 原油在庫量
9月14日(木曜日)
02:00 USD 米30年債入札
10:30 AUD 豪雇用統計・失業率・労働参加率